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起業を考えてる方必見! 個人事業主or法人、メリット・デメリットを徹底解説!

1.起業には、個人事業主と法人の2つの形態がある

起業をすると考えたときに、ビジネスプランや資金面などが重要な検討ポイントですが、その他にも悩むべき重要なポイントがあります。それはビジネスを行う時の主体を、「個人事業主」とするのか、「法人」とするのかという点です。

「個人事業主」とは、法人を設立しないで自ら事業=ビジネスを行っている個人のことです。具体的には、会社組織にしないで、小売店やレストランなどの店舗を経営している人、コンサルタントなどが「個人事業主」で、比較的小規模なビジネスを行う場合にとられることが多い形態です。

一方、「法人」とは一定の目的のために設立された法律上の人です。法律上のバーチャルな人で、○○株式会社、△△合同会社など、法人形態を表す名称がついているのが「法人」です。比較的規模の大きなビジネスを行う場合にとられる形態です。

起業するに当たっては、「個人事業主」もしくは「法人」のいずれかの形態をとることになります。管理面、税務面、取引先との関係など、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、どちらでスタートするのか決定することが重要です。

2.個人事業主のメリット・デメリット

「個人事業主」は、自らビジネスを行う個人です。個人でビジネスを行うため、設立時の手続面や維持コストの面でのメリットがある一方、デメリットもあります。

メリット

  1. 開業手続が簡単
    個人事業主としてビジネスを行う場合は、非常に簡単な手続で始めることができます。具体的には、「個人事業主の開業届」という書類を税務署に提出するだけです。届出書類は、税務署の窓口で取得するか、インターネットからダウンロードすることもできます。簡単な手続ですが、開業から1か月以内に開業届の提出をする必要がある点は注意が必要です。
  2. 設立コストがかからない
    個人事業主の場合、開業届の提出だけで手続は完了します。この手続には費用はかからず、登記なども必要ないので、法人の場合と違って設立時のコストはかかりません。
  3. 税額控除
    個人事業主は、1月1日~12月31日を1年として、確定申告をする必要があります。確定申告では「白色申告」と「青色申告」の2種類の申告方法がありますが、複式簿記で記帳することが条件の「青色申告」を採用すると、65万円の控除額があるため節税に繋がります。一方、白色申告は単式簿記で問題ないですが控除額がなく、節税面のメリットはありません。

デメリット

  1. 社会的信用の低さ
    個人事業主はあくまで個人でビジネスを行うということになるので、法人の場合と比べると社会的信用が低いです。そのため、金融機関から借入をする場合や、企業と取引を行う場合などに、条件面で不利になる、もしくは取引自体ができないというケースも生じる可能性があります。特に取引相手が企業の場合は、個人事業主との取引が社内決裁で通せないということも多いため、注意が必要です。
  2. 節税がしにくい
    個人事業主は税額控除についてのメリットがある一方で、法人との比較では節税がしにくいです。個人事業主の場合、赤字の繰り越しが3年(法人の場合は9年)であることや、法人の場合に検討できる保険や役員報酬を使った節税ができないなど、節税のための方策が限られています。個人事業主は、簡単にビジネスができる一方で、税務面でのメリットは少ないという特徴があります。

3.法人のメリット・デメリット

「法人」の場合、ビジネスのために設立されるという前提があるため、多くのメリットがある一方で、設立・維持コストの面でのデメリットがあります。

メリット

  1. 社会的信用力の高さ
    個人事業主に比べて社会的信用が高いので、金融機関からの融資の際や、企業との取引を行う際には有利になります。また、人材の採用もしやすくなります。
  2. 節税しやすい
    法人の場合、節税のための方策が個人事業主に比べて多いというメリットがあります。法人税上、生命保険料や役員報酬や退職金を経費として計上できたり、赤字を9年間繰越しできたり、税率も所得に関わらず一定であるなど、個人事業主に比べて節税がしやすいです。また、経営者の所得税も給与所得控除というみなし経費が使えるなどのメリットがあります。
  3. 個人資産の保護
    個人事業主の場合はビジネス上の債務は個人財産を使ってでも返済する必要がありますが、法人であれば、ビジネス上の債務は法人のみが負担するので、個人財産にまで支払義務が及ぶことはなく、万が一のケースに安心です。

デメリット

  1. 設立手続の手間
    法人を設立するには、定款作成・認証、設立登記といった手続が必要です。必要書類の作成や公証人役場での認証などの手続に一定の時間と手間を要します。
  2. 設立費用、維持コスト
    個人事業主は特にコストをかけずに開始することができますが、法人の場合、設立及び維持コストが発生します。まず設立時のコストとして、公証人手数料・定款印紙代・登録免許税など、株式会社で約20万円~25万円程度、合同会社で6万円~10万円程度がかかります。
  3. 税金負担が大きくなる可能性がある
    法人税の場合、税率が所得に関わらず一定となっているので、法人でも所得が低い場合、結果的に個人事業主の場合よりも税金負担が大きくなることがあります。また、赤字の場合でも、定額で法人住民税の負担が発生します。
  4. 会計処理、税務処理が煩雑
    法人の場合は、複式簿記が必須となり、厳密な会計処理に基づく会計帳簿の作成や決算書の作成、税務申告など事務負担が大きくなります。販売、購買、在庫、設備、経費、給与などそれぞれについて、正確に会計処理をする対応が必要になるため、税理士などの専門家の関与が必要となることが多く、その分専門家に依頼するためのコスト負担が生じます。

4.違いを理解し、個人事業主か法人かを選ぼう!

「個人事業主」と「法人」のメリット・デメリットの特徴は、以下の通りです。

個人事業主 法人
開業手続 届け出の提出のみ。 定款作成・登記などが必要。一定の期間がかかる。
設立・維持コスト 設立・維持コストがかからない。赤字であれば税金負担なし。 設立・維持コストがかかる。赤字でも税金負担がある。
社会的信用 低い。 高い。
節税 方策が少なく節税しにくい。 経費の範囲も広く、節税しやすい。
会計処理・税務処理 単式簿記or複式簿記を選択できる。

税務申告も個人であり簡単。

複式簿記のみ。

高度な知識・対応が必要となるため、税理士など専門家の関与が必要。

 

大きく特徴をまとめると、このようにいえます。

個人事業主:手間もコストがかからない一方で、税務面や社会的信用の面で不利

法人   :手間とコストがかかる一方で、税金面や社会的信用の面で有利

 

一般的には、小規模で始めるということであれば「個人事業主」、ビジネスを大きく展開していくことを考える場合には「法人」、ということになります。手続やコストで大きな違いがあることから、それぞれの違いをよく理解して、どちらで起業するのか決定する必要があります。

また、ビジネスを運営していく上では、すべてを手作業で進めることは困難なので、基盤となるシステムの検討も必要になります。この点、ALL-INはビジネスにおいて必要になるあらゆる業務をノンストップでサポートできます。業務を横断してサポートできるALL-INは、起業後の経営効率化のみならず、節税の観点からもオススメのツールです。

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目次

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