何らかのプロジェクトを始めたい場合や、新たな取り組みを行う場合には、資金調達の壁が立ちはだかることがあるでしょう。資金さえあればアイデアが実現するにもかかわらず、お金の事情で進めることができなければもったいないですよね?そこで、おすすめの資金調達方法としてクラウドファンディングを紹介します。
クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは、インターネットを活用してプロジェクトの資金集めをする方法です。クラウドファンディングのサイトで、あなたのプロジェクトを紹介し、賛同者がそのプロジェクトにお金を出してくれるという仕組みです。
事前に定めた目標金額に達すれば、プロジェクトをスタートすることができ、万が一達成しなかった場合には、クラウドファンディング上でのプロジェクトは断念することになります。
この場合、賛同者が出したお金は決済されないため、賛同者に何らかの負担がかかることはありません。つまり、成功報酬型の寄付金集めだと言えるでしょう。
各クラウドファンディングサイトの特徴、違いとは
一般的に知られているクラウドファンディングの特徴は、寄付という意味合いよりも購入するという意味合いが強いです。例えばプロジェクトの賛同者が一定のお金を寄付してくれた場合、寄付された側はそのままもらうわけではありません。
寄付された金額に見合ったメリットとして、何らかのモノやサービスを提供する必要があります。つまり、寄付した側からすると提供されるモノやサービスを購入しているというかたちになります。もし、集めた資金を下手に運用をしてしまうと、集めた資金と提供するモノやサービスの費用が同程度になってしまう可能性もあります。そのため、集めるお金と出て行くお金の管理には十分気を付けなければなりません。
このような手法も含めて、クラウドファンディングは、寄付型、購入型、融資型、ファンド投資型、株式投資型の5つの種類があります。それぞれ代表的なクラウドファンディングサイトを見ていきましょう。
JAPAN GIVING
JAPAN GIVINGは、支援者に対してリターンがない寄付型クラウドファンディングサイトで、もともとイギリスで始まった寄付サイトが、2010年に日本でもスタートしました。およそ12,000件のプロジェクトと、約21億円の寄付(2017年8月時点)を集めており、オンライン決済機能や、団体のために寄付を呼びかけるファンドレイジング機能が備わっています。
また、全国各地の大学や自治体の寄付を集めた実績が数多くある上、24時間以内のプロジェクトや、災害などの支援も行っています。2500団体が登録しているという強みもあり、利用者に対してしっかりとフォローアップしてくれます。
Readyfor
Readyforは、国内最初の購入型クラウドファンディングサイトです。購入型クラウドファンディングサイトとは、支援者に対して金銭以外のモノを返すというサイトです。プロジェクト数6,152件、累計資金調達金額37.8億円、総支援者数258,592人(2017年3月時点)と大規模であり、知名度の高いクラウドファンディングサイトとなっています。
「自分の歌をCDにしたい」「被災にあった図書館を直したい」など、様々なプロジェクトに対し、1口たったの1,000円程度から支援することが可能です。とくに、社会貢献にまつわるプロジェクトが数多く上がっており、志の高い利用者から支持されているようです。
オーナーズブック
オーナーズブックは、融資型のクラウドファンディングサイトで、不動産に特化しているという特徴があります。融資型のクラウドファンディングサイトとは、個人や企業などに投資を行い、その対価として元本に利息を含めた金額を受け取ると言う仕組みです。
オーナーズブックは案件を不動産のプロが選んでおり、年4.5%~14.6%の利回りが期待できます。たった1万円から投資を行うことができるため、手軽な上に無理のない範囲で利用することが可能です。
投資をする側が手軽だということは、投資を受ける側も資金を集めやすいため、双方にメリットがあると言えるでしょう。
セキュリテ
セキュリテは、1口たった数万円の少額で出資が可能なファンド型クラウドファンディングサイトです。金銭的なメリットを求めるだけでなく、地域がかかえているさまざまな問題に対して、クラウドファンディングを通じて解決を行う仕組みとなっています。
例えば、貧困をなくすこと、飢餓をゼロにすること、全ての人が健康と福祉を得られること、 ハイレベルな教育を皆が受けられることなど、さまざまな評価軸を持って案件を採用しています。
エメラダ・エクイティ
エメラダ・エクイティは、個人投資家が1社に対して49万円まで投資可能な、株式投資型のクラウドファンディングサイトです。ベンチャー企業への投資は、ベンチャーキャピタルなどの一部投資家に限定されていましたが、エメラルダ・エクイティを利用すると、個人投資家がベンチャー企業への投資を気軽に行うことができます。
もしも、投資したベンチャー企業が、いずれ上場したり、M&Aで他社に売却された時には、リターンを得ることが可能です。逆に、それらがなされなければ、リターンが発生しない可能性もあります。もちろん、投資ですので、自己責任で行わなければなりません。いずれにせよ、このようなユニークな投資方法を実現させてくれるクラウドファンディングサイトです。
資金調達がゴールではない 調達した資金をいかに生かすか
クラウドファンディングでありがちなのは、資金調達をゴールとしてしまうことです。クラウドファンディングを利用する場合には、単に資金調達だけをしても、効果性が波及しません。調達した資金をいかに生かすかが重要となってきます。
集めた資金を生かす際には、具体的な会計処理がネックとなることもありますので、会計情報が自動仕分けされ、経営状況がタイムリーかつグラフィカルに出せるALL-IN(オールイン)がおすすめです。ALL-IN(オールイン)を使って、経営を効率化させましょう。
まとめ
クラウドファンディングは、プロジェクトを出す側も、支援者も、どちらにもメリットのある仕組みです。資金調達が手軽に行えるため、活用しない手はないでしょう。ぜひ、いまどきの資金調達の方法として、クラウドファンディングを利用しましょう。ALL-INとセットで利用するとより便利です。
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