CRM, 生産性向上のヒント

メルマガの反応率を高めよう② 文章力を飛躍的に高める5Wフレーム

メルマガは集客や PR にとって、とても重要な役割を果たします。ブログや SNS で多くのアクセスを集め、メルマガによって見込み客やファンを作ったり、リピーターを確保するなど営業マンの代わりとなってくれるでしょう。しかし、メルマガはただ書けば良いというものではありません。この記事ではメルマガの反応率をアップさせる5Wフレームを解説します。

 

反応はターゲット設定と文章表現でここまで変わる

メルマガが販促に役立つと考え、ただ書いているだけという印象を受けるものがあります。メルマガの開封率はそれほど高くありません。2012年に配信された14億のオプトインメルマガの例を参考にすると、メルマガの平均開封率は9.7%から10%程度だとされています。

しかし、注目すべきことは、ユーザーがどのくらい企業に興味を持っているかによって、開封率が変わるということです。例えば興味を持っている企業のメルマガである場合には15%から20%、そうでない場合には5%から10%と言われています。

つまり、メルマガを開封してもらうには、ユーザーのターゲット設定が重要となります。

 

文章力を上げないと2度と見てもらえない

ただし、いくら最適なターゲットにメルマガを配信したとしても、つまらない内容だと二度と開封されることはないでしょう。理路整然としておらず読みにくいものや、購読者本人にとって興味のない内容、結局何を伝えたいのかよくわからないものなどは、購読解除かゴミ箱フォルダに移る可能性が高いです。文章力を高めて、購読者にとってわかりやすく、有益でな情報にする必要があります。

 

5Wフレームとは

文章力を高める必要があると言っても、文章力にはそれなりのノウハウやセンスが必要です。短期間で飛躍的に文章力が高めるということは難しいことです。しかし、誰でも簡単に一定以上の文章力をつける方法があります。

その方法は5Wフレームといい「who(誰に)、when(いつ)、where(どこで)、why(何のために)、what to say(伝えたいこと)」を 念頭に、メルマガを構成していくという方法です。

5Wフレームを押さえれば、読者ターゲットが自然と明確になり、購読者が興味を持つメルマガとなるでしょう。それでは5Wフレームについて一つずつ解説します。

 

who(誰に)

ビジネスをする上では、誰にメッセージを送るのかが非常に重要です。これはメルマガに限らず、サイトやSNS、その他販促ツール全てに共通する考え方です。

例えば、ダイエットニーズがある人に対して、高カロリーな食品を紹介するメルマガを配信しても意味がありません。しかし、ダイエットをしている人に対して、ダイエット商品のメルマガを配信すると反応率は高くなるでしょう。

メルマガを書く時には、対象となる購読者を意識して配信することがポイントです。

when(いつ)

いつ配信するかということもとても重要です。サラリーマンを対象としたメルマガにも関わらず、平日の夕方に配信しても読まれにくいでしょう。サラリーマンがゆっくりしている夜の時間帯や、土日祝日に配信した方が読んでもらいやすくなります。

また、季節商品にも関わらず、旬を過ぎてから配信すると、メルマガ自体が季節外れのものとなってしまいます。購読者が検討する時間も考慮して、購入を促したいタイミングから逆算して配信すると良いでしょう。

 

where(どこで)

どこでというのは、購読者がどこでメルマガを受信するかということです。これは購読者の端末も想定されますし、購読者が受信する場所を想定することも考えられます。例えば、パソコンで受信してもらうことを想定している場合、文章量が圧倒的に多く、読み応えのあるメルマガや、画像や動画が含まれる大容量のメルマガが親和性が高いでしょう。

一方、スマホやタブレットで選んでもらうことを想定している場合は、情報量が比較的少なく容量も軽いものが良いでしょう。

 

場所としては、例えばホテルなどの観光業者が旅行者にどこで読んでもらいたいか、お土産屋さんがどこにいる人に読んでもらいたいか、日用品に関するメルマガであれば自宅で開封してもらいたいなど、場所の想定もしておきましょう。

 

why(何のために)

何のためのメルマガであるかということも意識しましょう。これが決まっていなければメルマガの内容がぼやけてしまいます。例えば、自社のことを知ってもらうための広報なのか、商品のことを知ってもらうための宣伝なのか、お役立ち情報を購読者に提供しリピーターになってもらうためのメルマガなのかなど、目的によって記載する内容も異なってきます。必ず何のためのメルマガかという目的を考えてから書きましょう。

 

what to say(伝えたいこと)

伝えたいことは常に念頭に置きながらメルマガを作成しましょう。伝えたいことがはっきりしないメルマガは、読んでいても印象に残らず、読者に飽きられてしまうでしょう。しかし、伝えたいことが明確であれば、読者は自分へのメッセージだと考えてくれることもあります。

伝えたいことを明確にするためのコツは、結論を最初に書くことです。結論を最初に書き、その結論を追うような内容にすると、趣旨から外れにくくなります。また、結論を最初に書くと、もしも顧客が途中までしか読んでくれなかったとしても、伝えたいことは伝わります。

 

メルマガを効率的にするシステムを検討しよう

メルマガの文章力が飛躍的に上がったとしても、配信管理や反応に対するケアが非効率では、メルマガを送る作業負荷が高いまま運用することになります。メルマガを継続して配信することはとても地道な作業ですので、担当者にとっては大きな負担となり得るからです。

そこで顧客管理、メール配信システム、営業支援(SFA)まで一気通貫で提供できるALL-IN(オールイン)がオススメです。システムによって効率化し、能率的に読者にメッセージを届けましょう。

 

まとめ

メルマガはただ書けば良いというものではありません。しっかりとターゲットを意識して作成することで、開封されないメルマガから読まれるメルマガに生まれ変わるでしょう。そのためには5Wフレームを意識して作成することが重要です。ただし、メルマガを書き続けるということは大きな労力を伴います。ぜひシステム導入により効率的に配信を行いましょう。

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