経営を行う上で重要なのは市場調査です。さまざまなデータを参考にすることで、経営を円滑に進められます。
そこで今回は無料で利用できるオープンデータについて紹介。本当に使えるオープンデータはどれなのか?経営者なら知っておきたいオープンデータを解説します。
オープンデータとは?
オープンデータとは「誰でも利用できるデータ」のこと。主に行政や企業が保有しているデータを誰でも利用できる形でWeb上に公開しています。
経営においてデータを分析し、新たなサービスやマーケティングに発展させることは重要な戦略です。公開されているオープンデータを上手に利用すれば、新たなサービスやマーケティングのきっかけになります。
そもそも日本でオープンデータが注目された背景には東日本大震災があります。迅速に災害情報を公開し情報を共有することで二次被害を防ぎ、さらにオープンデータを活用して新たな取り組みを行えます。
2012年7月にはIT総合戦略本部が「電子行政オープンデータ戦略」として、オープンデータの基本原則や取り組みの推進、普及、実務者会議の設置などを策定。その後も「電子行政オープンデータ推進のためのロードマップ」、「二次利用の促進のための府省のデータ公開に関する基本的考え方(ガイドライン)」を決定しました。
2014年には政府がオープンデータの民間開放を推進、行政の透明性の向上、二次利用によるビジネスの活性化を図ることを目的として「日本再興戦略(改訂版)」を公開しました。
このようにオープンデータを巡る状況は徐々に発展しており、現在多くの行政や企業がデータを公開しています。今回は代表的なオープンデータの中でも本当に使えるものを抜粋。概要や詳しい使い方を紹介するので参考にしてください。
おすすめ① 日経経済指標ダッシュボード
出典:https://vdata.nikkei.com/economicdashboard/macro/
日本経済新聞が公開している経済指標ダッシュボードでは、日本経済が把握できるさまざまなデータを取り扱っています。
GDP/短観・法人企業統計/景気動向指数/消費/住宅・建設投資/機械受注・稼働率/鉱工業指数/産業/労働/貿易/国際収支/企業倒産/物価/金融/株式・円相場/日経インデックス/米国指標
上記の項目のデータを保存可能。データは画像保存、XLSデータ、CSVデータとして二次利用できます。データにより保存されている期間は異なりますが、過去4、5年分の指標をいつでも閲覧できるので経営に役立てましょう。
公式サイト:経済指標ダッシュボード
おすすめ② 総務省統計ダッシュボード
出典:https://dashboard.e-stat.go.jp/
総務省が提供する総務省統計ダッシュボードでは下記の項目のグラフを提供。17分野5,000系列を収録しているので豊富なデータを参照できます。
人口・世帯/労働賃金/鉱工業/商業・サービス業/企業・家計・経済/住宅・土地・建設/運輸・観光/教育・文化・スポーツ・生活/社会保障・衛生/国際/その他
また各データはAPIでも公開しているので誰でも簡単にページを実装できます。各データに興味のある方は積極的に利用していきましょう。
公式サイト:総務省統計ダッシュボード
おすすめ③ 博報堂生活定点
出典:http://seikatsusoken.jp/teiten/
博報堂生活定点は博報堂が提供しているオープンデータ。博報堂生活総合研究所による定点調査が約1,500項目に渡り公開されています。1992年から2016年まで24年間のデータを閲覧、利用可能です。
21のカテゴリー、7つのグラフ、3つの属性から簡単にデータを探せる仕様になっています。オープンデータの中でもグラフィカルで分かりやすいものが多いので役に立ちます。
公式サイト:博報堂生活定点
おすすめ④ 中小企業白書
出典:http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/
中小企業白書は政府が発行するオープンデータです。「中小企業の動向及び政府が中小企業に関して講じた施策に関する報告」の略称で、1964年から毎年中小企業庁が国会に提出しています。
こちらのデータもオープンデータとして利用可能です。内容は中小企業の動向や課題、その年の中小企業施策など。現在の動向が分かる中小企業白書は経営の面で役に立つことが多いです。
2018年版中小企業白書から読み取る業務効率化に欠かせない経営システムのこと
詳しく中小企業白書について知りたい方は上記の記事を確認してください。
公式サイト:中小企業白書
オープンデータを利用するなら自社データも重要?
オープンデータをそのまま利用しても経営に役立てることは難しいでしょう。自社の状況を加味してどのデータを分析すればいいのか判断しなければいけません。そこで自社データを積み重ねるために必要なのがクラウド経営システムになります。
ALL-INならグラフィカルに自社データを蓄積できる
弊社が提供するクラウド経営システムのALL-INなら、自社データを10のシステムから蓄積できます。各システムで蓄積したデータは今後の施策を立てる際の役に立ちます。
オープンデータを参考に自社データを掛け合わせれば、経営をスムーズに進めることが可能です。特に自社のデータを満遍なく集めるALL-INはデータの蓄積に最適。これからオープンデータと自社データを掛け合わせて施策を打つ予定のある方は、クラウド経営システムのALL-INを利用してください。
まとめ
経営者必見!本当に使えるオープンデータ4選を紹介しました。行政や企業から無料で使えるオープンデータが豊富に提供されています。ALL-INなどで自社データの蓄積も経営をする上で必要ですが、外部データも重要な指標となります。オープンデータと自社データを合わせてより良い経営ができるように努めましょう。
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