更新:2024.03.28
「ある日、少女が空から降ってきた…」
これは、ある映画のキャッチコピーなのですが、
何だかわかりますか?
「天空の城ラピュタ」だと、わかったあなたは、
きっとジブリ好きですね^^
わからなかった方も、正解を知ってから改めて見ると
「あぁ、なるほど」と納得したのではないでしょうか。
もうひとつ、僕が大好きなキャッチコピーがこちら。
”一目で、義理とわかるチョコ”
2013年のバレンタインデーに、
チョコ菓子のブラックサンダーが展開した
広告キャンペーンでのキャッチコピーです。
他社がこぞって「本命チョコ」を訴求する中で、
「義理」という「メインストリームの逆」
10年以上経ったいまだに受け入れられている秀逸なコピーです。
では、「あなたの会社をひとことで言うと?」
「キャッチコピー」という短い言葉には、
人を惹きつけ、魅了する、大きな力があります。
「キャッチコピーづくりは
“広告会社の仕事”だから、自分には関係ない」
と思っていると、そんなことはありません。
キャッチコピーは「全ての会社」、
その中でも特に「創業して間もない会社」にとって
無くてはならないものなのです。
企業スローガンは、究極のキャッチコピー
「成功している会社にはミッションがある」というのは、
実際に、「ミッションがある会社」と「ミッションが無い会社」の
収益を調べたところ「1.76倍」
しかも、これは「黒字企業どうし」の比較。
「赤字企業」も含めると、その差はもっと大きくなります。
ミッションを「ひとこと」で表したものを
「企業スローガン」といいます。
このスローガンは、まさに「会社のキャッチコピー」。
大きな広告費をかけるのが難しい、小さな会社にとって
魅力的な企業スローガンは、ひとつの「広告」にもなります。
(詳しくは後半でご説明します。)
自分の力で、ひとつの広告塔がつくれるのなら、
つくらない手はありませんよね。
「ただ、“魅力的なスローガンをつくる”とは言っても…
自分には“クリエイティビティ”が無いからなぁ。」
そんな声が聞こえて来そうです。
でも実は、スローガンをつくるときに、
クリエイティビティは、あまり必要では無いのです。
必要なクリエイティビティは、たったの「20%」
コピーライターの世界では、
魅力的なキャッチコピーをつくるのに必要な能力は
次の3つだとされています。
1.商品理解:50%
2.常識:30%
3.クリエイティビティ:20%
どんなコピーライターでも、
最も時間をかけるのは「商品理解」の部分。
深く深く、商品を理解した後、
それを表現するときに初めて、
クリエイティビティが必要となるのです。
しかも、小さな会社のスローガンを考える際には、
むしろ「難しい表現」は好まれません。
必要とされるのは「わかりやすさ」と「シンプルさ」です。
ですから、小さな会社の企業スローガンを考える際は特に、
「どれだけ会社を理解しているか」が重要となります。
「小さな会社の企業スローガン」としてふさわしいのは
たとえば、こんな言葉です。
小さな会社の企業スローガン
茨城県にある小さな調剤薬局〈やまぐち薬局〉さんは、
「相談できる『くすりやさん』」
を企業スローガンとしています。
そして、このスローガンを
看板からホームページ、名刺、ハガキ、
その他あらゆる印刷物の「ロゴの下」に必ず入れています。
その甲斐あって〈やまぐち薬局〉は、今では
メディアにも多々登場するような小さなブランドとなっています。
企業スローガンは、ひとつの「広告」として機能するのです。
「企業スローガン」と聞くと、
大きな会社のものが、頭に浮かぶかもしれません。
例えばナイキ社の
「JUST DO IT!」などはすぐに思い出せますね。
ただし、このようなメッセージは
莫大な広告費をかけ、CMなどを通して「繰り返し」
「会社」と「メッセージ」が結びついているもの。
小さな会社が、このような
「カッコイイ」スローガンを打ち出しても、
いったい、何をやっている会社なのかわかりません。
小さな会社に必要なのは、
「誰に、何をしている会社なのか?」
「どんなことを目指しているのか?」
「他社とどこが違うのか?」
を、シンプルに表すことです。
「相談できる『くすりやさん』」のように、
シンプルで、どんな会社なのか?が伝わるものを目指しましょう。
そのために、まず必要なことが、
「自社のことを深く知る」ということです。
自社を理解するためにオススメの“裏ワザ”
自社を、俯瞰して眺め、理解を深めるのは
なかなか難しい作業です。
意識的に「時間と機会」をつくらない限り、普段の仕事の中で
改めて「自社をよく見てみよう」思うことは少ないでしょう。
特に創業直後は、取り組まなければならないことが多く、
ついつい後まわしにしてしまいがちです。
そこでオススメなのが
「補助金を申請する」こと。
「え、補助金?」
そうなんです。
補助金の申請時には、
事業計画書をつくり込まなければなりません。
そして、その事業計画をもとに、
融資の担当者に「想い」や「自社のこと」、
「今後の成長戦略」などを伝えなければならないのです。
「誰かに、わかりやすく伝える」ためには、
自社のことを深く知る必要があります。
自社を俯瞰的に眺め、理解を深めるために、
事業計画書をつくる作業はうってつけ。
専門家のアドバイスを受けながら、この過程を行うことで、
自社への理解が一気に深まります。
しかも、補助金を申請し、
採択されると、数百万 ~ 多いときには数千万円が受給できます。
(※補助金は返済も不要です)
自社の理解を深めることができ、
おまけに、運転資金も手に入る(かも)。
一石二鳥の裏ワザは、
特に「創業したて」の方におすすめです。
創業したての会社には「ひとことで言う力」が必要だ
成功している会社には、ミッションと、
それを「ひとこと」であらわす企業スローガンがあります。
企業スローガンとは「会社のキャッチコピー」のこと。
魅力的なキャッチコピーづくりに必要なことの
50%は「商品・会社の理解」です。
自社を深く理解するためには、事業計画づくりがオススメ。
補助金を申請すればさらに、事業計画書づくりが
一石二鳥のアクションとなります。
創業したての会社は「自分たちはどんな会社なのか?」を
わかりやすく伝える必要があります。
そのとき、魅力的な企業スローガンは、
あなたの会社にとって、大きな力となります。
ぜひ自社のことを、じっくり しっかり考える時間を取って、
「企業スローガン」をつくってみてください。
まとめ
「あだ名」って、ひとつのキャッチコピーだと思うんです。
定着する「あだ名」って、
その人の一面を、上手に表していることが多いですよね。
「あだ名」をつけるのが上手い人は、
(あなたの周りにも、きっと居るはずです^^)
「人物の全体像の把握」と「ある一面の切り取り」を
無意識のうちに、上手にこなしているのです。
(これを「輪切りにする力」と言ったりします)
「あだ名」を考えることは、
実はキャッチコピーづくりの訓練にもなります。
全体像を把握して、一面を上手く切り取る。
訓練のためにも、まずは身近な人に、
新しいあだ名を授けてみてください^^
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