どんなに忙しい経営者でも、与えられた時間は1日24時間です。
生産性の高い経営者は、一体どのような習慣を日々の生活に取り入れているのでしょうか。
実際に成功している経営者の例も交えながら、お伝えします。
1.”人”を大切にする
社員には、「最大限実力を発揮できる仕事環境」を提供する
社員が個々の実力をフルに発揮できる環境を作ることは、経営者にとって重要な仕事の1つです。経営者は会社の中で人を回す立場にあるからです。社員が精一杯働いてくれれば彼らの成長だけでなく、会社の成長にも繋がります。また経営者は社員の育成もするべきだと考える方も多いと思いますが、社員は最適な人材配置を受け、趣向を凝らして最高のパフォーマンスをしようと思いながら仕事をすることで、自然と育っていくものです。
そのため、それだけ人材配置と良い社内環境の提供に注力することは、社員の育成よりも大切な視点なのです。
社員が経営者に気を遣う関係では、仕事を任されても「いかに社長の思惑通りに仕上げるか」ということに意識が向いてしまいます。しかし社員と会社の両者の成長にとって大切なのことは、「いかに社員が持っている力を発揮して、良い仕事をするか、そしてそこから社員が成長するか、会社に利益を還元するか」ということなのです。
例えば社員に「経営者である自分に、気を遣っていないか」と、尋ねてみてください。「はい」って返答が来たら、50点だと思いましょう。良好な関係ではありそうですが、「もっと仕事を任せてほしい」、あるいは「こういう仕事に挑戦したい」など、もしかしたら普段から伝えたいことがあるかもしれません。
同じ質問をして、「全然ですよ!」「いつもそう気遣ってくれて嬉しいです」って答えが返ってくれば、100点に近いでしょう。
経営者の威厳はもちろん大切なことですが、社員の意見に耳を傾けてより働きやすい会社にしていくためにも、社員との距離感は普段から意識しましょう。
様々な年齢・分野の人と交流する
同じ年代の人とばかり接していては、考え方が偏ってしまいがちです。幅広い年代の人と交流することで、常に広い視野を持つことができるのです。
また経営者同士でいれば今流行っていることや、経営に関する最新の情報が得られるかもしれません。しかし全然関係ない分野・世代だからこそ、見つけられる”ブルーオーシャン”があるかもしれません。
2.健康管理
体調管理も自己責任。これは経営者なら重々承知していると思います。どんなに不規則な生活が続いても、接待や付き合いでお酒を飲む日や外食の日が続いても、十分に運動できる時間が取れなくても、人との約束を守れなかったらビジネスチャンスを逃してしまいます。
日常生活の中で無理なくできる健康管理のポイントをお伝えします。
朝起きてから、または寝る前に、30分間散歩をする
これは星野リゾートの社長も実践している習慣です。ランニングやウォーキングとなると、疲れている日は億劫になりますが、散歩となれば良い気分転換にもなります。毎日朝一番で、あるいは夜寝る前に気分を一新する方法の1つとして、まずは10〜15分から、散歩の時間を日々の生活に自然に組み込めるようになってきたら30分、取り組んでみましょう。
毎日の日課に、エクササイズを取り入れる
上記の散歩が運動があまり好きではない方向けに対して、これは運動が好きな方向けの習慣です。若い頃はスポーツを盛んにしていた経営者も多いのではないでしょうか。
オンラインの不動産サービスを提供しているSiteZeusという会社のCEOは、
12年間毎日何かしら運動をしているそうです。その結果として、エクササイズを取り入れる前に比べて仕事とプライベートの両面で充実度が上がったと感じているそうです。
体を壊してから鍛えるのでは、遅いのです。経営者の皆さんなら、きっと仕事は常に先手で、全力でしていると思います。そんな仕事をしている身体のメンテナンスも、先手でしていきましょう。まだ20代で働き盛りだから、30代でやっと仕事が軌道に乗って来て楽しむ余裕も出て来たから、40代になって若い頃のように体が言うことを聞かないから、など言い訳をしていてはいつかそのツケが一気に来ます。
もちろん自分のため、そして大切なビジネスパートナーや家族のためにも、健康管理は日々の忙しさの中に組み込んでしまいましょう。
ウェイトコントロールも「見える化」で徹底する
毎日の健康管理のうち、数値で測れるのが体重です。
年間の売り上げ目標を達成するために月次の売り上げを見るのと同じで、必ず今日の体重を見える化しましょう。見える化の管理におすすめなのは、体重計にのると自動的にスマホにwifiで体重を送信してグラフにしてくれるwithingsという体重計です。
3ヶ月で6kg痩せた、Lancersの社長が実践した方法だそうです。体重計に乗るだけで日々の変化を見える化できるツールです。
体重だけでなく、上記の散歩やエクササイズも、毎日やった分だけ記録しましょう。記録を続けると、自身の体調の波も見えてきます。どんな運動をどれだけするとよく眠れる、次の日の体が軽い、頭がスッキリする、など自分の身体とうまく付き合うヒントにもなります。
3.経営者自身の仕事のマネジメント
ここまで「人」、「身体」といった仕事をする上での「環境」に着目してお伝えしてきました。
ここからは経営者の本分である、仕事のマネジメント方法についてお伝えします。
優先順位のつけ方
経営者の方の中で、時間の使い方があまり効率的にできていないと感じている方も少なくないのではないでしょうか。と言うのも、突然仕事が入ってきたりリスケになったり、予定が読めないことがしばしば、あるいは予定が流動的でもはや予定を立てることが嫌いな人もいると思います。
しかし時間を有効に活用するのは、ちょっとした一工夫でできることです。誰でもすぐに実践できるポイントをお伝えします。
1日、1週間、1ヶ月でやるべきことを3つリスト化
1日のはじめにまず、やらないといけないことを3つリストアップしましょう。全て書き出すと、その段階で疲れてしまいます。最優先事項の3つをまずはあげます。次に、その週と月にすべきこともリスト化しましょう。これは毎日ではなく、週始めなど決めた曜日にだけします。やるべきことを書き出すのは、頭の中の整理にもなります。
自分の行いを振り返る
ただ前に進むだけでは成功をつかむことはできません。人は経験から学び、成長していくものです。自分の行いを振り返って、反省する時間を持つようにしましょう。
人間は生きている限り、一生勉強です。自身の仕事っぷりを振り返るのは、どんな結果を出せるようになっても辞めるべきでない習慣です。
ファーストリテイリングの柳井さんも、昔から自分の夢や理想、また不安や悩みをノートに書き続けてきたそうです。書き出すことで、より具体的に夢や理想をイメージできるようになる効果があるそうです。
まとめ
一流の人には一流の習慣があるものです。日々スイッチを切り替える意味合いでも、何か1つからでも始めてみてはいかがでしょうか。
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