この記事では、公平な人事評価を効率的に行うことができるクラウド型人事評価システムを5つご紹介します。
15分でスピーディに人事評価を完了できる「明快」や顔写真の表示により人事評価を効率良く進められる「カオナビ」等、会社の規模やニーズに合った人事評価サービスを取り上げます。
人事評価システムの導入メリットとは?
人事評価制度は、「社員のモチベーション向上」「企業理念や文化の浸透」を実現するうえで重要な役割を果たします。人事評価制度の内容から社員は「どうすれば給与が上がるのか」ということを理解し、仕事をする上でのモチベーション向上につながります。また、経営者が考える「我が社の社員はこうあるべき」といった社員の理想像も、人事評価制度を通して伝えることができます。
人事評価システムは、人事評価においてしばしば悩みの種となる「評価の公平性」や「評価に手間と時間がかかる点」を解決してくれるツールです。科学的判断により合理的で客観的な判断を行い、加えて評価制度の運用を自動化できるので、人事部の業務も効率化にも繋がるなど、多くのメリットがあります。
1.「明快」 – シンプル・低コスト・スピーディー
最初にご紹介するのは、とにかく簡単にすばやく人事評価をしたい!という方におすすめしたいサービス「明快」です。
究和エンタープライズコンコード株式会社の「明快」は社員100名以下の中小企業を対象とする「シンプル・低コスト・スピーディー」が特徴のサービスで、評価作業はなんと約15分。
業績評価、能力評価、情意評価のすべての評価を○×のみの判断で行うシンプルな評価ツールです。人事評価制度の問題として挙げられる導入・運用の業務を少なくし、継続的な評価制度の運用を実現することができます。
料金 初年度=一律50万円
二年目以降=社員数 × 3,000円/年
2.「モノドン」 – 豊富で柔軟性のある人事評価項目
続いてご紹介する株式会社くじらシステム開発の「モノドン」は、「既に人事評価を実施しているが、紙やエクセルでの煩雑な作業を減らしたい」という企業におすすめのクラウドサービスです。
モノドンはMBO評価(目標を設定し、その達成度で評価する制度)に特化したサービスです。このサービスの人事評価表は項目が豊富で柔軟性に富んでいるため、既存の人事評価表からの移行が簡単に行えるのが特徴です。加えて評価項目をカスタマイズすることもできるので、その会社ならではの項目を追加することができます。
料金 要問い合わせ
3.「ゼッタイ!評価」 – 分析から運用までの密接なサポート
株式会社 あしたのチーム によるサービス「ゼッタイ!評価」は、コンピテンシー評価システム(自社の高業績者の行動をモデル化し、それを基準にして社員を評価する方法)の導入、運用サポートを行います。
このサービスは「企業の現状分析→評価制度の構築→導入→運用」という4ステップを全てサポートし、半年から1年での評価制度運用の内製化を支援しています。代表者へのインタビューや社員個々の行動スキル測定を通して、仕事ができる人の行動特性=コンピテンシーを「見える化」します。
制度構築費用は0円で、導入サポートと月々の運用サポートがついているので、人事評価ツールの運用に自信がないという企業でも安心して利用することができます。
料金 要問い合わせ
4.「360度評価支援システム」 – 上司や部下、顧客からの多角的な評価
株式会社 Fusicの「360度評価支援システム」は、名前の通り360度評価(上司・部下・同僚・顧客など、多方面から評価を受ける制度)に特化したクラウドサービスです。
このサービスの特徴は「費用が発生するのは人事評価を実施した30日間のみ」という点で、評価を行わない月は管理画面をいつでも無料で利用できます。評価項目はカスタマイズ可能で、登録後も自由に編集できます。また、結果資料は自動的にExcelに生成され、社員へのフィードバック資料を簡単に作ることができます。
料金 初期費用10万円+3万円(評価者に関わる人数が〜30名の場合)
初期費用10万円+4万円(評価者に関わる人数が31〜50名の場合)
それ以上の人数が評価に関わる場合はhttp://360do.jp/price/を参照
5.「カオナビ」 – 社員の顔写真見ながらサクサク人事評価
最後にご紹介する株式会社カオナビの人事評価システム「カオナビ」は、社員の顔写真を並べてコンピテンシー評価・MBO評価・360度評価が行えるツールです。
経営者の中には、「社員数が増え、今や一人ひとりの名前をはっきり覚えられない」と悩む方もいるのではないでしょうか。カオナビは顔写真から簡単に社員を判別することができるので、社員の顔と名前を一致させ、人材の配置や抜擢、評価をスピーディに行うことができます。
また、社員の顔と名前を一致させることは組織の活性化にも役立ち、経営者と社員の間でコミュニケーションを活発にさせるといます。
料金 月額3万9800円〜
まとめ – 人事評価ツール選びのコツ
以上、人事評価システム5選をご紹介しました。ご覧いただいた通り、人事評価にはMBO評価やコンピテンシー評価等さまざまな評価方法があり、それぞれに特化したシステムもあれば、複数の評価方法を持ち合わせたシステムも存在します。
それぞれの評価システムにはメリット・デメリットがあります。例えば「360度評価」は複数の社員が評価に関わるため客観性を保つことができる一方、評価者の主観的な判断に振り回される可能性があります。また、「コンピテンシー評価」は自社の高業績者の行動から評価モデルを作り上げるため、モデル設計には一定の労力とコストがかかるという点があります。
それぞれの評価方法の良い点・悪い点を考えたうえで、ご自身の会社に合ったシステムを選んでみてはいかがでしょうか。
Facebookページにぜひ「いいね」をお願いします!
「いいね!」を押すと「経営をアップグレードしよう!」の最新コンテンツが受け取れます