広報活動はお金をかけずに自社ブランドや自社商品を広める良い手段です。無理に広告宣伝費用をかけなくても、広報の工夫によって集客につながるでしょう。この記事では広報活動のアイデアを具体的に紹介します。
メディアに取り上げられるためのポイント
広報活動にはさまざまな方法があります。SNSで広めたり、口コミを作るなど、お金をかけなくても広報はできるのです。そんな中、特に活用したいのはメディアです。たとえば新聞に掲載されると、数十万人の目に触れることになりますし、テレビで紹介されると数百万人の目に映ることとなります。
メディアに取り上げられるには、商品やサービスに季節感があること、ニュース性があること、地域性に富んでいることが重要です。まずはこれらの内容について考えてみましょう。
季節感があること
商品やサービスに季節感を出すことは広報の意味合いでとても重要です。旬の食材を使った飲食店や、年中行事に合わせたイベント、流行ものを取り入れたサービスなどがその典型です。
メディアは常に旬の情報を発信しようとしていますので、季節感のある商品サービスはメディア―の目に止まりやすいという事情があります。
ニュース性があること
ニュース性も重要です。どれだけ季節感のある商品やサービスを提供したとしても、どこにでもあるようなものや、ありきたりなものだと、わざわざメディアが取り上げてくれません。
メディアは視聴者や購読者に有益な情報を提供するように努めていますので、ありきたりなものだと有益とみなされにくいのです。「日本唯一」「業界初」「他社にはない」などの差別化が重要です。
地域性に富んでいること
地域性のある商品サービスもメディアが好みます。特に地域密着型のローカルメディアの場合は、地域情報を探していることも多く、場合によってはネタに困っているケースもあります。そんな時に、地域性のある商品サービスがあれば、取り上げやすいため、ぜひ地域性も意識してみましょう。
広報活動のアイデア集
広報活動の際に、季節感、ニュース性、地域性を意識しろといわれても、具体的に取り組もうと思うといまいちピンと来ないかも知れません。そこで、広報活動に役立つアイデア集を紹介したいと思います。
もちろん、ここで紹介する内容はあくまでも一例ですので、これらのアイデアを参考として、御社の商品やサービスに合うようにカスタマイズしていただければと思います。
四季折々のユニーク商品を作る
四季折々のユニーク商品は、季節感とニュース性を意識した商品サービスです。たとえば、桜や紅葉をモチーフにした商品や、ハロウィンやクリスマスに合わせた商品などは、季節感に溢れています。
そこに、オリジナルの個性が加わり、ユニークな商品サービスとなれば、ニュース性を付け加えることが可能です。もしも地元の特産品や地元のイメージなどを取り入れれば、地域性を加えることもできるでしょう。
特大メニューで話題を呼ぶ
たとえば飲食店の場合、特大メニューを用意すると、メディアの食いつきが良くなるでしょう。「20分で食べきったら無料」などという特大メニューを作っている飲食店は、常に多くのメディアが取材に来ています。
大食いメニューの紹介コーナーだけでなく、大食いタレントが競い合うバラエティーなどでも取り上げられやすいため、広告の代わりに特大メニューを用意するのは良い方法です。
あり得ない格安商品を作る
あり得ないような格安商品を使って宣伝するという方法もあります。たとえば売れ残り商品や話題となりそうな商品を集め、話題作りのツールとするのです。あえて目玉商品を一定期間格安にして注目を集めることでメディアの目に止まる可能性も考えられます。
一時的に値段を下げることに抵抗を感じる場合もありますが、広告宣伝費用をかけるより効果性が期待できますので、検討してみると良いでしょう。ただし、どんな商品をいくらにすれば話題となるのかが重要となりますので、やみくもに値引きすれば良いというものでもありません。
テーマを絞り込んだサービスを提供する
テーマの絞り込みも重要です。たとえば「田中さんしか参加できないツアー」「35歳しか申し込みできない結婚相談所」「アオリイカ専用の釣具屋さん」などテーマを限定することでニュース性が増します。テーマはニッチであればあるほどニュース性が増すほか、ニーズのあるテーマであれば、集客も同時に見込むことができるでしょう。
インナーブランディングも重要
広報は広く報せるための手法ですが、外にばかり目を向けている結果、社内の内情が悪くなり、そのことが悪い噂として広がる可能性もあります。一生懸命広報活動をして信頼感を得ようとしても、内側からでた膿によって逆効果となるリスクがあるのです。社内に対するインナーブランディングも意識して、内側からにじみ出たブランディングをする必要があるでしょう。
職場の雰囲気に気をつかう
インナーブランディングのためには、職場の雰囲気に気をつかう必要があります。対外的にだけ良い顔をして、社内にだけは必要以上に厳しい経営者がいますが、このような一貫性のない行動をしていると、結局社外にも知れ渡ることになります。
社員も顧客や仕入先と同様に、大切に扱う姿勢が重要です。経営者がそのような姿勢を貫くと、社内の雰囲気は自然と良くなります。その上で、インナーブランディングを念頭に置いた社内の雰囲気作りをしていきましょう。
社員の効率性に気をつかう
社員の効率性にも気をつかう必要があります。非効率な業務は社員の不満要素となりやすいため、効率性を高められる職場作りは大切です。具体的には効率性を高めてくれるシステムを導入し、生産性を高めましょう。
ただし、使わないシステムにお金をかけるのはもったいないので、自社に合ったシステムを低価格で提供しているところを探してみると良いかと思います。
まとめ
広報活動はお金をかけずに商品サービスの宣伝ができる良い方法ですが、やみくもに広報をしていても、どこにも知れ渡ることはありません。効果的に広報活動を行うには、季節感やニュース性、地域性を意識してみると良いでしょう。ただし、外にばかり目を向けているのは良い広報ではありません。インナーブランディングも同時に行う必要があるでしょう。
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