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中小・ベンチャー企業こそICOを!今話題のICOをわかりやすく徹底解説

ICOというコトバが最近新聞やテレビなどのマスメディアを賑わせていますが、このICOとは一体何を意味しているのかご存知でしょうか。聞いたことがあるけど、何を意味しているのかわからない。なんとなく仮想通貨と関係していることは知っているけど詳しくは知らないという方がまだ大変だと思います。

つまり、まだまだ普及が乏しい概念なのです。しかし、今後の先の読めない時代で成果を出し続けなければならない経営者にとっては知っておかなければならない概念でしょう。そこで今回は、将来の企業経営に大きな影響を及ぼすであろうICOについて詳しく説明していきます。

ICOとは何か?

ICOは、Initial Coin Offeringの略称であり、IPO(新規株式公開)になぞらえて、新規仮想通貨公開と言われています。最近、ビットコインや様々な仮想通貨が話題になっていますが、ICOはこの仮想通貨を使って行う資金調達方法なのです。

ICOは、投資家から事業者への払い込みを通常の円やドルではなく、ビットコインやイーサリアムなどの一般的に通用している仮想通貨で実施し、事業者は投資家に対して、独自のトークンを付与するという仕組みです。

IPOとの違いは?

IPOとICOには大きく3つの違いがあります。1つ1つ詳しく見ていきましょう。

ICOは上場を約束するものではない

ICOでの上場先は仮想通貨取引場になるわけですが、上場を前提とするIPOとは異なり、ICOは全てが仮想通貨取引所で売買されるとは限りません。つまり、取引所での公開が必ずしも約束されていないのです。それゆえ、お金を集めるためだけの詐欺案件もみられています。

スピーディーかつグローバルでの資金調達が可能

ICOはドルや円などの法定通貨が取引において関わらないため、ほとんどの国での規制に引っかかることがなく、事業者としては迅速、かつグローバルな資金調達を行うことが可能になります。仮想通貨が今以上に普及すると、よりICOの件数は増えていくことが予想されます。

仲介者がいない

ICOには仲介者がいません。IPOは証券会社が仲介をして、取引を行っていきますが、ICOはブロックチェーンの技術で取引者が相互に監視し合うことが可能であるため、仲介者を必要とせず、スピーディーかつ低コストで資金調達を行うことができます。

トークンとは何か?

事業者はICOの際、投資家に対して独自の仮想通貨またはトークンと呼ばれるものを渡します。この仮想通貨とトークンの違いは決済手段に使えるか否かで決定します。

決済手段で使えるのが仮想通貨、使えないのがトークンです。仮想通貨には配当や議決権といったものは投資家に付与されませんが、トークンでこれらを配布したり、また事業者のサービスで使えるポイントなども与えることができます。このリターンの豊富さもICOの魅力の1つになっています。

なぜICOが注目されているのか?

ICOのメリット

ICOは東南アジアなどの後進国で今大きな注目を集めていますが、その大きな理由が事業者にとって手軽にそして、迅速に資金調達が可能であることが考えられます。

また投資家にとっても、新しい仮想通貨が取引されるようになると大きな値上がりを期待できるというメリットもあります。それだけではなく、国境を問わず簡単に送受金することが可能になったため、世界中の優良な事業に投資できるようになったことも大きな要因と言えるでしょう。

ICOのデメリット

まだまだICOは新しい概念であるため、法整備が追いついていなく、明確なルールが決まっていないのが現状です。これにより、詐欺に使われてしまうケースもあります。また、ICOは上場を担保していないため、もし上場しなかった場合、付与されたトークンの価値が皆無になるといったリスクも考えられます。

ICOで最近話題になったこと

最後にICO関連で最近話題を集めた事例をご紹介したいと思います。

ベネズエラ政府が仮想通貨「ペトロ」発行で50億ドル調達

ベネズエラ政府が2月20日に世界で初めて国家が運営する仮想通貨「ペトロ」を発行して、約50億ドルを調達することに成功しました。このニュースのユニークなところは、世界で初めて国家が運営する仮想通貨が生まれた点もそうですが、経済破綻危機にあり、国債発行が困難だった国が仮想通貨で、つまりICOで50億ドルも調達できてしまった点にあると思います。仮想通貨がいかに注目されているかが垣間見えるニュースだと言えるでしょう。

おわりに

テクノロジーは日々進化を続け、我々の生活を大きく変え続けています。ICOを可能にしている基盤技術のブロックチェーンはインターネットに次ぐ、技術革新とも言われています。特に今を生きる経営者は先の読めない未来をいかに予測し続けるかが非常に重要です。ICOのような新しい概念にも拒絶反応を示すことなく、早めに理解し、順応していきましょう。

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