業務システムは、業務効率化を実現する優れた存在です。ただ、手当たり次第導入すると、システムを管理する工数が増えてしまいます。そこで、業務システムを一元化すれば、簡単に業務効率化が実現できます。さらに、業務効率化を行いたいならシステムの自動化がおすすめです。
今回は「管理系の業務システムであるERP」と「自動化系の業務システムであるRPA」について解説します。業務システムの未来を変える2つの組み合わせを理解して、今後の経営に役立てていきましょう。
業務システムとは
業務システムとは、その名の通り、業務に関係するシステムのこと。
インターネットが当たり前になった現代では、ほとんどの中小企業で何らかの業務システムが導入されています。
以前までは、自社サーバーに直接導入するオンプレミス型が一般的でしたが、現在では、インターネット経由で導入するクラウド型が一般的となっています。そのため、多くの中小企業で低コストかつ低リスクで業務システムを導入できるようになりました。
そんな業務システムの中でも、管理系のERPと自動化系のRPAは、中小企業に欠かせない存在です。今回はこの2つの業務システムについて解説していきます。
管理系のERPは「経営を見える化」する
ERPは、”Enterprise Resource Planning”の略称です。
日本語では「経営資源計画」と呼び、ヒト・モノ・カネといった経営資源を一元管理して、より良い経営活動を実行するための取り組みを指します。
当初ERPは日本に浸透しておらず、国内でも海外向けのものが市場を独占していました。その後、日本向けパッケージが増加し、国内向けのERPが浸透しました。
管理系ERPを導入する最大のメリットは「経営の見える化」です。基幹系システムを一元管理できるため、経営資源を一覧で確認できます。管理系ERPには、各情報を閲覧できるダッシュボードやホーム画面的な機能が付いており、現在の経営状況をいつでも確認可能です。
自動化系のRPAは「業務効率を向上」させる
RPAは、”Robotic Process Automation”の略称です。
日本語では「ロボットプロセス自動化」と呼び、パソコン上で行われる主に定型作業をロボットが代行し、自動化する取り組みを指します。
2017年頃から国内でもRPAという言葉が知られ始めました。その後、働き方改革などの影響もあり、コスト削減やミス削減を自動で行えるRPAの注目度がより高まっています。
自動化系RPAを導入する最大のメリットは「業務の自動化」です。別名・仮想知的労働者と呼ばれているRPAは、本来人間が行う業務を自動化してくれます。RPAによって自動化された分の時間は、他の業務に活かせるため、業務効率化が見込めます。
管理系ERPまとめ
- 生産管理
- 会計管理
- 販売管理
- 在庫管理
- 人事給与管理 など
管理系ERPには、一般的な業務に関係するシステムのほとんどが含まれています。ここではいくつかの代表的な管理系ERPを紹介していきます。
Oracle NetSuite
出典:https://www.netsuite.co.jp/
「Oracle NetSuite」は、1997年から提供が開始された老舗のクラウド型ERPです。20年以上に渡って提供し続けてきたノウハウは、他のERPの追随を許しません。現在でも、クラウド型ERPの中でトップクラスのシェアを持っており、初めて導入するならおすすめのERPです。
【Oracle NetSuiteのおすすめポイント】
- ERPのカスタマイズが可能
- あらゆる規模の企業に対応
- 世界18,000社を超える導入実績
公式サイト:https://www.netsuite.co.jp/
Microsoft Dynamics 365
出典:https://dynamics.microsoft.com/ja-jp/
「Microsoft Dynamics 365」は、Microsoft Azure上で提供されているERPです。他のOffice関連のサービスと連携・同期も可能なので、Microsoft関連サービスを利用している方は、「Microsoft Dynamics 365」の利用をおすすめします。
【Microsoft Dynamics 365のおすすめポイント】
- Office365アカウントがそのまま利用可能
- ライセンス料はユーザー数に応じたボリュームディスカウント
- 自由度の高いカスタマイズができる
公式サイト:https://dynamics.microsoft.com/ja-jp/
Infor ERP
出典:https://www.infor.com/ja-jp/products
「Infor ERP」は、業界特化型のクラウド型EPPです。海外でトップクラスのシェア率を誇っており、これまで多くの企業に愛されてきました。製造業や流通業、食品・飲料業界、ファッション業界など、幅広い業界に対応しています。
【Infor ERPのおすすめポイント】
- 極限まで追求した業界特化型ERP
- 24時間年中無休のカスタマーサポート
- あらゆる業界に対応するシステム設計
公式サイト:https://www.infor.com/ja-jp/products
自動化系RPAまとめ
- 画面解析
- プログラム作成
- プログラム実行
自動化系RPAには対象業務の自動化を行うために、3つの基本的な機能が搭載されています。まずは、画面上の動きを解析する“画面解析”、そしてその動きを記録する“プログラム作成”、最後に動きを実行する“プログラム実行”です。
RPAには、サーバー型とデスクトップ型の2種類が用意されており、自社にあった形式でシステムの導入ができます。どちらも優れた機能を持っていますが、サーバー型の方が自由度の高い操作が可能です。
それでは代表的な自動化系RPAを見ていきましょう。
WinActor
「WinActor」は、NTTが開発したRPAです。国内シェア率が高く、通信や金融業界で導入されています。また、サポート体制もしっかりしており、信頼性の高さが特徴です。その他ソフトに比べると、比較的安価に利用できます。
【WinActorのおすすめポイント】
- NTTグループが開発した信頼のRPA
- 充実したサポートで安心して使える
- 直感的な操作で簡単にプログラムが作れる
公式サイト:https://winactor.com/
UiPath
「UiPath」は、アメリカのリサーチ会社・Forrester Research社によって開発されたRPAです。国内RPA市場シェア1位を2年連続で獲得しています。有料版の他に無料トライアル版も用意されており、体験してから導入できる点も魅力的です。
【UiPathのおすすめポイント】
- 無料トライアルで導入前に試せる
- シンプルな操作方法で使いやすい
- 国内RPA市場シェア2年連続1位の実力派
公式サイト:https://www.uipath.com/ja/
BizRobo!
出典:https://rpa-technologies.com/products/first/
「BizRobo!」は国内シェア率の高いRPAです。100,000ロボット超の開発・運用実績を持っており、RPAを初めて導入する方にも心強い味方になってくれます。また、スモールスタートを支援する「BizRobo! mini」なども提供中。業務に合わせて最適なRPAを選択できます。
【BizRobo!のおすすめポイント】
- 100,000ロボット超の開発・運用実績とノウハウ
- 国内1,560社以上の現場でさまざまな業務を代行
- 10業界20業種40社とパートナー連携
公式サイト:https://rpa-technologies.com/products/first/
ERPとRPAは連動するとなお良い
ここまで紹介してきたERPとRPAを組み合わせれば、さらなる業務効率化が可能です。
ERPの領域には、RPAで自動化できる定型作業が多いです。現在、ERPを導入している方はRPAの導入もぜひ検討してください。また、どちらも導入していない方は、本記事を参考にERPとRPAを同時に導入しましょう。
もし、どのERP・RPAを導入していいのか分からないなら、弊社が提供する「ALL-IN(オールイン)」がおすすめです。ALL-INなら、1つのシステムで管理系も自動化系も利用できます。複数システムをつなぎ合わせる必要もなく、簡単で効率的です。
ALL-INですべての業務を一元管理
ALL-INは、すべての業務をひとつにつなげるユーザー発想のクラウド経営システムです。顧客管理(CRM)・営業支援(SFA)・人事・給与・会計・販売・グループウェアなど、すべての業務を体系的にカバーしています。
また、ERP・RPAとしての側面を持っているため、わざわざ複数のシステムを導入する必要はありません。ALL-INは、低料金・定額制で、機能のアップデートも無料で自動対応しています。これまで、業務システムを導入したことがない方でも、一つ導入すればいいだけなので簡単です。
現在よりも業務効率化を図りたいなら、ERP・RPAを内包したALL-INの導入を検討してみてください。
まとめ
管理系ERPと自動化系RPAについて解説しました。
企業の根幹を支える管理系ERP、そして定型業務を自動化して業務効率を促すRPA。どちらも企業にとって欠かせないシステムです。本記事で2つのシステムの内容を理解したら、さっそく導入してみましょう。
どのERP・RPAを導入していいのか分からない方は、弊社が提供するALL-INがおすすめです。今すぐ業務システムを一元管理して、業務を効率化させましょう。
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