成長企業は、さまざまなノウハウや創意工夫によって成長をしているのですが、そこには共通点があります。その共通点を学ぶことで、自社の成長につなげることができるでしょう。この記事ではその共通点を解説します。
社員が高い目的意識を持っている
成長企業の共通点として最初に注目したい事柄は、社員が高い目的意識を持っているというところです。社員の目的意識を高めるために、多くの経営者が優秀な人材を採用することを選択しがちですが、それでは目的意識は育ちません。
目的意識が低い環境に馴染むと、優秀な人が感化される場合もありますし、逆に目的意識が低くても、環境を変えることによって優秀な人材に育てることもできます。
理念や目標が明確
では、目的意識を全体的に高めるにはどうすれば良いのでしょうか?それは明確な企業理念や目標を設定することに尽きます。これらは目的地です。皆で同じ目的地に本気で向かおうとすると、目的意識は自然に現れます。
もちろん、理念や目標に考えが合わない人が辞めて行く可能性はありますが、そういう人はそもそも自社に合わない人です。経営者は、社員が目指す方向性をしっかりと示し、そこに導くことが重要な仕事なのです。
個人目標に落とし込みができている
理念や目標を設定し、そこを目指すためには具体化が必要です。ビジョンを掲げるだけでは単なるスローガンに終わってしまいます。そうではなく、具体的な行動を促すためには、理念や目標を個人に落とし込む必要があります。
つまり、理念や目標に合った個人目標を設定する逆算の取組が必要なのです。そこまでの道筋を示せば、あとは個人が自分で考え、目標に向かって邁進するでしょう。
無駄なお金を使わない
無駄なお金を使わないことも成長企業の共通点です。なかなか成長しない企業や、衰退の道をたどる企業は、無駄なことにお金を使っていることが多いのです。
家計でいうところの浪費が多いパターンですので、無駄を省き、必要なところに資本を投下することが大切です。特に無駄となりがちなのが広告費と残業代です。それぞれの必要性をぜひ一度精査してみましょう。
広告費をかけずに宣伝している
集客や宣伝のために、広告さえ出せば良いと考えている経営者を時折見かけますが、多くの場合、費用対効果の検証ができていません。本当に費用対効果の検証ができていれば、広告を最小限にして、広報活動を重視するかと思います。
もちろん、広告は必要ではありますが、効果的な戦術が肝要なのです。まずは広告の費用対効果を検証し、同時に広報戦略を立ててみましょう。
残業が少なくて人件費がお得
残業が多い会社は、人件費をドブに捨てているのと同じです。残業代は割増賃金なので、その分人を雇った方が安くつく場合が多いのです。
残業によって労働時間が長くなると、社員の生産性が落ちてしまいますので、また残業しなければならなくなるという悪循環となります。残業代に無駄な投資をするくらいであれば、最初から人に投資をするべきでしょう。
顧客の方向に向いている
成長企業は例外なく顧客の方向に目が向いています。一方で、顧客目線である企業は顧客の選択もしています。一体どういうことなのか考えてみましょう。
自己満足の経営をしていない
経営をする上では、自己満足と相手満足の違いをしっかりと分けておく必要があります。技術者が良いと思って作った製品が、実はニーズのないものだった場合、それを売りに行く営業はたまったものではありません。
逆に、しっかりとマーケティングをして顧客満足に立った製品であれば、営業は本音で勧めることができるでしょう。この違いは、経営者の考え方が起点となりますので、顧客満足の経営を意識する必要があります。
ちゃんと顧客を選択している
顧客満足の視点に立つというと、何でも顧客のいうことを聞かなければならないと勘違いをする人がいますが、決してそういうことではありません。極端な話し、モンスター顧客の相手をしていると、手間がかかるため、他の顧客への対応がおろそかになります。
時には断る勇気や、取引しないという選択肢も必要です。そのことで、全ての顧客にハイレベルなサービスを提供できるのです。つまり顧客目線というのは、総合的に見る必要があります。
生産性が高い
成長企業は生産性が高いという特徴もあります。業務の効率化がしっかりとできているのです。生産性が高い企業の特徴を見てみましょう。
業務内容が合理的
生産性が高い企業は業務内容が合理的です。ケーススタディーを共有できていたり、無駄な仕事がきっちりと省かれています。
効率的な業務フローができていたり、意思決定がリアルタイムであったり、部署間のコミニケーションがしっかりとできています。そのため、全体の流れや動きに無駄がなく、高い生産性を保つことができるのです。
システムを上手に活かしている
成長企業は例外なく効果的なシステムを活用しています。とはいうものの、高い費用を出してまで無駄なシステムを導入する必要はありません。自社に最もフィットするシステムを選ぶことが大切です。
画面が見やすく、部署間の連携が取りやすいもので、多機能なものがあれば最高です。そのようなシステムでも意外と安価で導入することができますので、検討する価値はあるでしょう。
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おわりに
成長企業には、成長する理由が存在します。それは、成長企業の共通点を知ることで学ぶことができるでしょう。ぜひこれらを自社流にカスタマイズしていただき、取り入れていただければと思います。
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