中小企業が経営する時に、ついお金をかけて集客や宣伝をしてしまいがちとなりますが、お金をかけると簡単に体力を奪われてしまケースも少なくありません。この記事では、中小企業が抱えるお金の不安を解決する経営のポイントを紹介します。
中小企業におけるお金をかけた経営による3つのリスク
中小企業がお金をかけて事業運営をすると、さまざまなリスクを背負うことになります。広告への投資や、オーバースペックのシステムへの投資などは、時に企業経営の首を絞めることに成り得るのです。
もちろん、戦略的に予算を組み、お金をかけることによって成長する企業もありますが、場当たり的にお金を使っている企業が少なくなく、効果測定もしないまま経営が苦しくなっている会社もあるのが現状です。
経営の工夫がなくなる
お金をかけた事業運営は、工夫に工夫を重ねた上で行う必要があります。そもそも事業は利益を得るためのものであるにも関わらず、支出を増やしていては本末転倒です。
言い換えれば、お金をかければ事業が上手く行くと考えるのは、工夫を放棄しているのと同じです。お金をかけなくても同等以上の効果を得ること先ずは考えましょう。
無駄な出費となる可能性がある
お金をかけると、単純に無駄な出費となる可能性があります。たとえば、広告に20万円費やしたにも関わらず、その広告から1,000円しか利益がなければ、費用対効果が圧倒的に悪い事になります。
そういうと「直接の売上につながらなくても知ってもらうきっかけになる」という意見が出てくるのですが、知ってもらうことはお金をかけなくても、工夫次第でできます。お金をかけた分だけ無駄な出費となる可能性に配慮しましょう。
お金をかけることが当たり前化する
お金をかけて事業運営をし続けると、お金をかけることが当たり前化してしまうリスクがあります。広告に費用を払う時に、本当に広告をかける意味があるのかを考えなくなる可能性があります。
同時に、システムを導入する場合に本当に必要な機能なのかを考えなくなる可能性があります。設備投資をする場合にも、その設備があるのとないのとでの利益の違いに鈍感になる可能性があるのです。
つまり、お金をかけることに疑問を持たなくなり、場当たり的な支出が増えてしまうリスクを知っておくことが重要です。
お金かけない経営を実現する4つの工夫
では、お金かけない経営とは、具体的にどのようなことに配慮すれば良いのでしょうか?さまざまな方法があるかとは思います。
ここではその中でも特に重要なポイントとして「広告よりも広報を重視する」「広報しやすい商品を開発する」「マーケティングを徹底する」「イノベーションを意識する」の4つを解説いたします。
広告よりも広報を重視する
お金をかけずに事業運営をするには、広報活動を最優先すると良いでしょう。広報活動は広告宣伝と異なり、新聞やテレビなど、第三者の目線で紹介してもらうため、客観性のあるPRとなります。
広告よりも説得力が増すため、広報活動に力を入れている会社はお金をかけずに自社や商品サービスを知ってもらうことが可能です。
広報しやすい商品を開発する
広報活動をするには、商品やサービスの開発に工夫をする必要があります。たとえば、何の取柄もない商品やサービスの場合には、メディアが取り上げてくれることはありません。
広報をするには他にはない商品を開発する必要があります。原則的には季節性・地域性・ニュース性を重視するとメディアに取り上げられやすいので、それを含めて他社と差別化した商品開発に力を入れましょう。
マーケティングを徹底する
差別化を図った商品開発をしても、その商品やサービスが顧客を向いていなければ意味がありません。広報活動を成功させるには、その土台となるマーケティングが重要です。
市場を分析し、ニーズを把握した上で、顧客に利益をもたらす商品サービスを提供する必要があるでしょう。
イノベーションを意識する
イノベーションも意識すると良いでしょう。マーケティングに力を入れると、顧客ニーズを気にしすぎて、並ひと通りの商品やサービスばかりになる傾向があります。
市場のニーズを踏まえつつ、そこから新たな価値を生み出す工夫をしていると、差別化を図りながら顧客のニーズに応えることができるでしょう。
お金を浮かすべきものとは?
お金をかけずに事業運営を行なおうとしても、どうしても必要となるお金はあるでしょう。特にさきほどから紹介している広告宣伝費や、業務効率向上のためのシステムは、一定のお金がかかります。
しかし、両者とも必要最小限のものを利用すれば、経費を浮かすことは可能です。費用対効果をしっかり考えるべきだという事です。
広告宣伝費は最小限にとどめる
広告宣伝費は、新聞広告やTVへの広告ではなく、リスティング広告やSNSの広告などの利用だと、安価でターゲットへ直接的に届く広告を打つことができるでしょう。また、チラシを刷らなくてもネット媒体だけで告知や宣伝ができる時代ですので、紙媒体の費用も浮かすことは可能です。
システムは安価で便利なものを選ぶ
今の世の中、システムの導入は必要不可欠だといえるでしょう。アナログ的なやり方はお金がかからない代わりに、社内での情報共有が困難です。
システムは事業のテコ入れとなりやすいですし、一度導入してしまえば、継続的に利便性を享受することができますので、自社に合ったシステムを検討しましょう。
ただし、システムさえ導入すれば業務効率が上がると安易に考える経営者もいらっしゃいますが、オーバースペックの場合には余分な費用となります。安価なシステムでも、自社に必要なものが揃っていればそれで良いので、必要な機能が足りているものを探しましょう。
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おわりに
中小企業は、会社の体力が十分でない場合が多く、お金をかけた経営をしていると、すぐに体力を消耗することになります。なるべくお金をかけない経営を心掛け、必要なものも最小限に留めましょう。
特に広告やシステムには、無駄なお金がかかるケースが多いので、自社に合ったものを合理的に採用する必要があるでしょう。
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