会計ソフト

業界の2トップ!どちらの会計ソフトを導入すべき? 「freee」と「MFクラウド会計」を徹底比較

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日常の経理業務や確定申告の際の必須ツールである会計・経理ソフト。

今回は、その中でも爆発的なスピードでシェアを伸ばしている2トップ、会計・経理ソフトである「freee」と「MFクラウド会計」を徹底比較したいと思います。「機能が似通っていて、結局どちらを選べばいいのかわからない」と悩む経営者の方も、この記事が参考になれば嬉しいです。。

1.そもそもfreeeとは?

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freeeとは、元グーグル社員の佐々木大輔氏によって設立された株式会社freeeによって開発された全自動のクラウド型会計ソフトです。

クラウド型会計ソフトの先駆者として知られており、2013年3月のサービス開始以降、これまで60万以上の事務所や企業で使われてきました。(2016年2月時点)

簿記や経理の知識が全くなくても帳簿や月末レポートを作成できる「全自動」の機能がウリで、個人事業主や中小企業を中心に人気を集めています。

>>>http://freee.co.jp

2.そもそもMFクラウド会計とは?

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ローラさんのCMで知られる会計ソフトです。家計簿アプリのマネーフォワードなど、多数の会計ツールを開発している株式会社Money Forwardによって2014年1月に開発されました。

これまでの会計ソフトを使っている感覚でクラウド型に移行できる点が魅力で、40万人以上のユーザー数を誇ります。

>>>https://biz.moneyforward.com

3.シェア・知名度を比べてみた

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(画像: 「クラウド型会計ソフトの利用動向調査、会計ソフトのクラウド化率は10%、最も利用されているのは「freee」」INTERNET Watchより)

これまで60万件以上の事業所で導入されてきたfreeeが、現在国内シェアNo.1の会計ソフトとなっています。国内約4割のシェアを誇り、導入会計事務所は2200を超えます。

開発されたのがMFクラウド会計より早かったことや、母数の多い個人事業主やフリーランスの支持が厚いこと、会計知識のない人でも簡単に帳簿が作成できることがシェアNo.1の理由と考えられます。

一方、MFクラウド会計も、ユーザー数40万を超え(2015年8月)、導入会計事務所数も1200以上。freeeにまったく劣らない勢いで成長しています。

4.料金を比べてみた

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freeeとMFクラウド会計の料金を比較してみましょう。

個人事業主向けのプランが充実しているfreeeですが、価格はMFクラウド会計の方が若干安いです。

法人向けプランについても、MFクラウド会計の方が少しお手頃価格に設定されています。

freeeの料金

個人事業主
スターター  月 980円 年9800円(税別):確定申告のみ
スタンダード 月1,980円 年19,800円(税別): 日々の経理業務まで対応
プレミアム  月3,980円 年39,800円(税別): 複数店舗の経理業務まで対応

法人
ライト  月 1,980円(税別):小規模な会社向け
ビジネス 月 3,980円(税別): 取引先や部門まで管理
どのプランも1カ月間無料で利用できます。

MFクラウド会計の料金

個人事業主 (MFクラウド確定申告)
ベーシック 月 800円 年8,800円(税別)
あんしん電話サポート付きベーシック 年17,200円

法人
ライトプラン    月1,980円 年21,780円(税別)
スタンダードプラン 月2,980円 年32,780円(税別)

45日間無料で利用できます。

5.操作面・インターフェイスを比べてみた

それでは、操作面での使いやすさはどうでしょうか。

freeeのインターフェース

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「簿記の知識がなくても使える会計ソフト」ということで、感覚的に使えるインターフェイスです。

専門用語が全く分からなくても、項目を選択していくだけで仕訳を終わらせることができます。全てに説明書きがついているので、どの項目に分類されるのか分からない、ということもありません。全く頭を使わずに、会計・経理業務ができる設計になっています。

ただ、他の会計ソフトとかなり異なるインターフェイスなので、会計ソフト経験者にとっては逆に使いにくい面もあるようです。

MFクラウド会計のインターフェース

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一方MFクラウド会計は、会計ソフトがかなりシンプルになったようなインターフェイスに設計されています。「法人会計をクラウドに」というコンセプトが生かされ、他の会計ソフトとあまり変わらない設計です。

他の会計ソフトを使ったことがある方や、簿記の知識が多少ある方にとっては、こちらの方が使いやすいかもしれません。

6.仕訳方法を比べてみた

会計ソフトを使った経理業務の大半を占める仕訳作業。基本的にはどちらも、オンラインバンクやクレジットカードの取引データは自動で取り込み、自動で仕分を実行してくれます。勘定科目についても会計ソフトが自動で提案してくれるので、ユーザーは内容に間違いがなければ「登録」ボタンを押すだけで完了です。

ただ、仕訳方法には双方に異なる特徴があるようです。両方の仕訳機能を比べてみましょう。

freeeの仕訳方法

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freeeにしかない機能で「仕訳の自動登録」があります。多くの会計ソフトが自動で仕訳を行ってくれますが、freeeでは登録まで自動で行ってくれます。

スイカチャージや電気代・光熱費など、毎回同じ取引内容の項目ならば「自動化」をチェックするだけで、次回から自動で仕訳登録を行ってくれます。

毎回決まった取引が多い企業では、完全に自動で経理業務ができるかもしれません。

MFクラウド会計の仕訳方法

一方MFクラウド会計では一括で最大50項目まで登録できる点が魅力です。自動で仕訳された項目が間違っていないか確認したら、すぐに一括登録することができます。

また、借方貸方方式を使ってきた方向けに、手動で詳細な登録ができる詳細入力機能も。freeeでは「借方」や「貸方」という単語は出てこないので、簿記の知識があり、経理業務を経験されたことがある方には、MFクラウド会計の方が使いやすそうです。

7.サポートを比べてみた

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困った時に頼るサポートサービス。どちらのサポートの方が充実しているのでしょうか。比較してみましょう。

freeeのサポート

メールサポート、チャットサポート、FAQが記載されているヘルプセンターがありますが、電話サポートが利用できるのはビジネス・プレミアムプランのみになります。

MFクラウド会計のサポート

メールサポート、チャットサポート、電話サポートを全ユーザーが利用することができます。不明な点を気軽に自分で調べられるFAQの件数も充実しています。
クラウド会計ソフト活用ノウハウやマイナンバー対策など、MFクラウド公認メンバーによる多種多様なセミナーが開催されているのも面白いサポートです。

サポート面では、MFクラウド会計の方が一歩リードしています。

8.同系列ソフトとの連携を比べてみた

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MFクラウドとfreeeでは、会計ソフト以外にも、業務改善化ができるソフトがリリースされています。同シリーズのソフトと会計ソフトを連携させることで、あなたの会社のバックオフィス機能を一元化し、生産性をより高めることができるのです。

例えば、給与計算ソフトと会計ソフトを連携させると、計算された給与が自動的に会計ソフト上で仕訳されるので、給与データを会計データへ反映させる際の転記ミスを軽減することができます。

それでは、どのような同系列のソフトがあるのでしょか?比較してみましょう。

freeeの同系列ソフト

会計ソフトfreeeの同シリーズには、給与計算ソフトfreeeがあります。

こちらも会計ソフトfreeeと同じく、専門知識がなくても給与計算ができることがウリ。保険や税金の知識がなくても、簡単に給与計算を行うことができます。

マイナンバーにも対応しており、マイナンバーの収集から保管、破棄やマイナンバー対応書類の出力まで、この給与計算ソフトで実現可能です。

MFクラウド会計の同系列ソフト

一方MFクラウド会計には、豊富な同系列ツールが揃っています。

・請求書の作成から送付、管理までを自動化できるMFクラウド請求書

・給与計算や年末調整、労務などの一連の作業を自動化できるMFクラウド給与

・マイナンバーの収集から廃棄まで全てクラウド上で行えるMFクラウドマイナンバー

・経費の入力、保管、申請、承認を自動化できるMFクラウド経費

など、バックオフィス業務に関わるツールが全て揃っているので、業務が全て一元化される上、一連の経理業務を全て自動化することができます。

freeeもMFクラウドも、他ソフトウェアは導入ごとに料金がかかってしまいますが、かかる人件費に比べたら大幅にコストを削減することができます。

会計ソフト導入の際は、連携できる同系列ソフトウェアの機能のチェックも欠かさず行うことをおすすめします。

9.他サービスとの連携を比べてみた

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決済、POSからEコマースまで、どちらも様々な他サービスと連携することができますが、顕著な違いはPaypalのウェブ明細と対応しているのがMFクラウド会計のみということ。日常的にPaypalで支払いをする方には、MFクラウド会計をおすすめします。

10.おわりに-結局どっちがいいの?

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ここまで様々な角度から、freeeとMFクラウド会計を比較してみました。

結論としては、

freee : 簿記の知識があまりない個人事業主

MFクラウド会計: 簿記の知識や経理の経験がある人

が使うのが、一番使いやすいと考えられます。

簿記の知識がない方にとっては使いやすいfreeeですが、簡略化した結果、簿記の知識がある方にとっては逆に使いづらく、歯がゆい思いをしそうです。

ただ、どちらも現在急速で成長しているサービスなので、操作面の使いやすさや連携サービスの数などは改善されていくでしょう。

freeeもMFクラウド会計も、無料体験を有効活用しながら、「現段階で自分の会社に必要なのはどちらの会計ソフトか」ということをしっかり見極めて導入を検討していく必要がありそうです。

さらにもっと広い選択肢で会計ソフトをみたいという方はこちらにまとまっているので、こちらもぜひご参考にしてみてください。

 

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