開発者の想い
「ALL-INを開発した理由」
4.危険な状態
あなたなら、どちらで世界一周をしますか?
- ローテクな大航海時代の帆船
- ハイテクな現代の豪華客船
ほとんどの人は、沈没して死ぬ確率の高いローテクな帆船より、ハイテクで安全な豪華客船を選ぶはずです。
しかし、経営という世界では、高いリスクを分散するために「株式会社」が生まれた時代の、ハイリスクな「ローテク帆船」のままで、世界の荒波を航海するのを選択しています。沈没する船が多いのは、当然です。
上記の例えでも「ローテクな状態が危険」なことは感覚的に理解して頂けると思いますが、もう少し詳しくメカニズムを見てみましょう。
「経営がローテクなままだと、なぜ、危険なのか?」というと、ローテクで低い生産性の状態は、下記のような悪循環を生み出してしまうからです。
時には、長時間労働を厭わないことも大切ですが、それが常態化してしまうと「悪循環」を生み出します。そして、私たちにとって重要な「2つの価値」を棄損し続けることになってしまいます。
- 商品力:
価値が低下して顧客の不満足をつくってしまう
- 接客力:
ホスピタリティーが低下して顧客の不満足をつくってしまう
低い生産性を労働時間で補うようなスタイルを行っている企業は、中長期的に考えると、このようにして顧客が集まらなくなり、最終的にはヒト・カネ・モノなどの経営資源が集まらなくなります。そして、会社は少しずつ沈んでいきます。
残念ながら、これが多くの会社の現状です。
しかし、事業を継続するためには、この反対でなければなりません。
最新の研究では、人はスラック(余裕)がないと生産性が下がってしまうと言われています。ハイテク化されると、便利な道具が余裕を生み出し、よりクリエイティブで生産的な仕事をするための時間と余力を生み出してくれます。それが好循環を生み出し、経営体はどんどんよくなります。
しかし、多くの会社ではローテクなままで「ローテクが生み出す悪循環」に苦しめられています。
何千社もの、こういった経営の現状を見ていくうちに、「そろそろ経営も