“労働分配率”???
あまり聞いたことが無いという方がいらっしゃると思いますが、是非ご一読ください。
簡単に言うと”労働分配率”は、利益(付加価値)に占める人件費の割合といえます。
式にすると以下のようになります。
労働分配率が低ければ効率よく利益を出しているといえますね。
分子に人件費、分母に粗利がきているので、人件費を抑制すれば、労働分配率は下がります。
また、生産性が増して粗利が増えても労働分配率は下がります。
しかし、人件費を減らすためにリストラや給与を下げて労働分配率を下げても仕事が回らなくなったり、社員の士気が下がり結局、付加価値が下がってしまいますので、バランスが大切ともいえます。
労働分配率は大企業は低めで中小企業は高めの場合が多いようです。
また、飲食業は他の業種と比べ、労働分配率が高めの業種であると言われています。
また、企業が急成長しているステージではキャッシュが潤沢であれば、将来への投資の観点から、労働分配率が高くなっても良いという考え方もあります。
人材を揃えることで、成長スピードが高まることが期待できます。
よって、「あなたの会社の”労働分配率”は何%がよい!」とはいい難いのですが、一般的に同業他社や自社での年度別推移を見ると言う意味では活用ができる経営指標であると考えられます。
ALL-INのコックピットには労働分配率を見ることができるインジケータが標準装備されています。
あなたもALL-INを使って労働分配率の推移をチェックしてみては如何でしょうか?