ALL-IN(オールイン)が、『フジサンケイビジネスアイ』で紹介されました
ALL-IN(オールイン)が、『フジサンケイビジネスアイ』に掲載されました。
<紙面から全文掲載します>
ビジネスバンクグループ中小向けクラウド 業務システム一元管理で効率化
起業支援を手掛けるビジネスバンクグループは、中小企業向けのクラウドサービス「ALL-IN (オールイン)」を4月から発売した。顧客管理、営業支援、人事/給与、会計、販売/仕入れ/在庫管理など経営に必要な業務システムを一元管理できる。ソフト同士がつながっているので、1回のデータ入力だけで全てのシステムに反映され、リアルタイムで分かりやすく図やグラフで見える化される。低価格で提供して中小企業の導入を促し、効率化とコスト削減につなげて経営安定化と起業促進に寄与する。
例えば顧客管理のデータベースに入力した場合、営業支援や会計など他の全てのシステムにも反映される。ばらばらに導入したソフトの場合、その都度入力しなければならないので手間と時間を取られ、入力ミスにつながることもあった。
またデータが入力されるとリアルタイムで図やグラフとして表示されるので、エクセル作業も不要だ。経営者にとって重要な売上高推移や、売掛金残高、損益計算書推移表などが見える化されることで、経営戦略の立案がしやすくなる。「経営判断に必要な情報が、一つのソフトでリアルタイムで閲覧できるシステムは他にない」と浜口隆則社長は優位性を語る。
同社は社是として「日本の開業率を10%に引き上げます!」を掲げている。しかし実際は5%ほどで欧米に比べて低い水準にある。「経営がローテクなままで非効率であるため、ハイテクツールを普及させて効率化を進めなければならない」(浜口社長)と低価格で高機能の経営管理システムの開発に着手した動機を語る。ソフトをばらばらにそろえた場合、月額利用料は60万円ほどだが、同社は初期費用ゼロで月額3万8000円からとした。
今後は経営者の右腕となるような、AI(人工知能)を活用したコンサルティング機能を開発して搭載する。浜口社長は「創業以来20年、起業支援事業を行い延べ4000社の会社に関わったことで、経営者が何を必要としているか分かる。今後さらに品質を高めていく」と話している。オールインはこれまでに53社が導入し、400社が試験運用している。使用している会社からは「操作性もよく使いやすい」とおおむね好評だ。今後2年間で1,000社への導入を目指している。
(佐竹一秀)
出典:フジサンケイビジネスアイ 2016年5月4日(水)〈日刊21203号〉6面