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【経営者が知るべき経営指標】労働分配率を視覚化して安定的な経営実現へ!

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会社を経営するにあたって労働分配率は重要です。なぜなら、適切な人件費を維持することによって、従業員の士気が向上し、その結果労働生産率をあげる事が可能だからです。

「会社が生み出した付加価値をどれだけ社員に還元できているのか?」これは会社を経営する際に非常に大切なことです。そこで今回は、会社経営の重要なファクターである労働分配率に関して紹介します。

適切な労働分配率を知ることで、社員の士気が上がり、会社の利益につなげるノウハウをお伝えするため、本記事で労働分配率に関して知識を深めて、会社経営に生かしていきましょう。

労働分配率とは?

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労働分配率とは、付加価値のうち人件費が占める割合のことを言います。付加価値には、企業が新たに生み出した人件費や営業利益が含まれており、人件費が大半を占めている状態は好ましくありません。

一方、付加価値のうち人件費が少ない場合も良い状態とは言えません。労働分配率は、付加価値のうちの人件費のバランスを表した数値であり、業種によっては労働分配率が高くても低くても、さまざまな問題が発生します。

理想の経営を行う上で、この労働分配率を適正な数値で保つことが経営に重要なことなのです。

【労働分配率=人件費÷付加価値×100】

労働分配率は上記の計算式で算出します。分配率の平均は40~60%程度が理想だと言われていますが、業種によって数値は大きく異なります。

例えば、サービス業やコンサルティング業など人の価値を軸においた労働集約型のサービスでは、労働分配率が60%以上が平均値です。一方で旅館やホテルといった装置産業やインフラ系、製造業などは40%が平均値になっており労働分配率が低めです。

ここで気になるのが、労働分配率の高低によるメリットとデメリットです。

労働分配率が低い場合は、付加価値に占める人件費の割合が低いため、それだけ効率よく利益を出している収益性の高い会社と言えます。

その一方で満足な人件費が払えていない状況にあり、従業員の士気が低下している可能性を考えなければいけません。労働分配率が低すぎるといわゆるブラック企業のような労働環境になってしまいます。

また、従業員のやる気が出ていないと一人当たりの労働生産性が下がり、長期的に会社の収益性も下がってしまう危険性があります。

この場合は、労働分配率を上げるために人件費が占める割合を増やし、実績によるボーナスを出すなどして労働生産性を高める施策をとることが重要です。

続いて、労働分配率が高い場合は、付加価値に占める人件費の割合が高いため、それだけ労働環境がしっかりしたホワイトな会社と言えます。従業員のやる気を引き出せれば、利益を生み出せるサイクルが完成し、一人当たりの労働生産性も向上します

しかし、適切な人員に人件費を割いていることが前提となるため、労働生産性が乏しい場合は人件費に多大なコスト発生します。

その結果、経営を維持していくための利益を確保することができずに、リストラで従業員を減らす必要性が出てきます。

労働分配率を下げるためには人件費を減らす、付加価値を高めることが重要です。付加価値は従業員の労働生産性を高めることで上がるため、結局はバランスの良い労働分配率を維持する必要性が出てきます。

このように適切な労働分配率は業種や競合他社の動向によって大きく異なるため正解はありません。常に、労働分配率を意識した人件費のコントロールを行うためには、労働分配率を視覚化することが重要です。

月別の労働分配率の推移を元に自社にとって何%が適切なのかモニタリングしていきましょう。

労働分配率を視覚化するメリットとは?

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労働分配率を視覚化することにどのようなメリットがあるのか?視覚化によって得られる3つのメリットを紹介していきます。

常に理想のサイクルで会社を経営できる

労働分配率を視覚化し適切な数値を知ることができれば、常に理想のサイクルで経営が可能になります。

例えば、労働分配率が50%が適切だということが分かれば、あとは労働生産性を上げて会社の利益を増やすことに終始できます。会社の利益が増えることで労働分配率が下がるため、増えた利益分を人件費に回すことで、また労働分配率が上がります。この利益拡大サイクルを維持することで問題のない経営が実現できます。

まずは、自社の業種の平均的な労働分配率を知ること、そして競合他社の労働分配率を知って、適切な数値を見極めましょう。

経営不振の原因を特定できる

労働分配率を視覚化することで経営不振の原因を特定できます。労働分配率は、財務分析の生産性の指標のひとつです。企業の生産性と密接に関係しているため、労働分配率を改善できれば企業の利益拡大につながります。

視覚化した労働分配率を見る際に重要なのが、過去の労働分配率と比較するということ。経営不振が続いている時の労働分配率の割合を知ることは、原因を特定できる良い機会です。推移グラフを作成すれば月別で労働分配率を知れます。

労働分配率が高く、人件費がかかりすぎていないか?または低く、労働環境が劣悪になっていか?この2点を軸に適切な労働分配率を意識することが重要です。また、同業他社の数値を知ってそれに近づけることも必要になります。

従業員の士気を上げる施策がとれる

労働分配率を適切に維持するなら従業員の士気をコントロールすることが重要です。人件費は会社にとって重要なコストです。人件費をかけ過ぎれば利益率が下がり、一方でかけなさ過ぎれば利益率は上がりますが士気が下がります。

そこで、労働分配率の推移グラフ等で月別の分配率を知り、人件費にかけられるコストの割合を把握しておきましょう。あらかじめ余裕を持った労働分配率を決めておけば、意欲を上げるための施策をとれます。

例えば、実績に応じた賞与を出すことで従業員全体のやる気を引き出せます。他にも、設備に投資することで快適な環境を作ることも重要です。

会社が生み出した付加価値をどのように利用するか?この点をスムーズに決めるなら労働分配率を視覚化しておく必要があります。

おわりに

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労働分配率を視覚化する重要性についてご紹介しました。適切な労働分配率を知ることは会社にとって非常に重要です。会社の生み出した付加価値をどう使うかは会社によってさまざまです。

正解のない指標だからこそ、自ら正解に近い数値を見つけ出し、それを維持する必要があります。

もし、労働分配率を視覚化したいなら弊社の提供している「ALL-IN」がおすすめです。労働分配率の推移や一定期間の積み上げ数値を把握できます。自社の労働分配率を知って適切な数値を維持してください。

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