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【経営者が知るべき経営指標】販管費内訳の推移グラフを導入して費用構造を把握

販管費を見える化することで、どの費用が大きくなっているのか確認することが可能です。販管費の内訳を知ることで、今後の経営に役立てられます。

今回は、そんな販管費内訳に関してご紹介。推移グラフにして毎月の販管費を見ることで大きなメリットを得られます。

本記事を参考に販管費内訳の推移グラフを作成して、これからの経営に役立てていきましょう。

販管費内訳とは何か?

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販売費及び一般管理費(販管費)とは?

販管費は、販売費と一般管理費という意味を持ちます。販売費は販売するにあたってかかる費用のこと。一方、一般管理費は会社を運営したり管理したりする際にかかる費用のことです。これら2つを合わせて販管費と呼びます。

販管費は、営業利益を左右する重要な指標です。基本的に販管費は一定の水準を維持することが望ましいです。例えば、販管費が一定の水準なら、粗利益の大きさによって営業利益も大きくなります。また、販管費が少ない場合も粗利益が一定であれば営業利益が増加します。

一方、販管費が大きい場合は営業利益が少なくなるため、粗利益があっても営業利益自体は小さくなってしまいます。

つまり、販管費は一定または少ない水準で推移するのが理想形といえるでしょう。しかし、実際の理想的な販管費は、業態によって構成が変わってきます。そのため、もし適切な販管費が知りたい場合は、自社の業態にあった平均的な販管費構成を知っておきましょう。

また、販管費の内訳の推移は、自社の方向性を示す材料ともなります。例えば、交際費や広告宣伝費が大きい傾向だと業務の効率化が図れていない可能性があります。また、販管費の内訳が一定の水準の止まらない場合は、ビジネスモデルが定まっていないといった可能性も考えるべきです。

販管費内訳で業績が変わる?

同じ業態の会社でも構成比率によって業績が大きく異なることがあります。なかでも、売上原価と販管費の比率は大きな影響を与えます。例えば、同じ業態で経営をしているA社とB社があるとします。

A社は売上原価を抑えて販管費に力を入れています。販管費が大きいながらも利益を上げている背景として、売上原価の少なくしている点が特徴的です。また、適切なブランディングが出来ていれば、販管費が大きい場合でもリターンがあります。

一方、B社は売上原価は大きいですが、販管費にコストをかけていません。つまり、人件費をできるだけ削減しながら利益を生み出しています。しかし、ブランディングにかける費用がないため、長期的に見ると売上原価が小さくなってしまい業績が悪化するかもしれません。

このように、同じ業態でも販管費内訳によって業績が異なります。自社に合った費用構造を見つけることは経営を上手に進めるための近道でもあるのです。

販管費は会社の実態に密接した指標です。常に、自社の販管費内訳の推移を確認しながら、方向性を誤らないように注意してください。

販管費内訳を視覚化するメリットとは?

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それでは、販管費内訳を視覚化するメリットを見ていきましょう。なぜ、販管費内訳を視覚化するべきなのか?この章で確認してみてください。

理想の費用構造へ近づける

販管費を視覚化することで、現在の費用構造が見える化できます。販管費は各費用の中でも人件費や外注費、広告宣伝費などさまざまな費用が含まれています。しっかりと販管費の内訳を確認しておくことで、バランスの良い費用構造を実現することが可能です。

例えば、粗利益が高いのに赤字になってしまうというケースがあります。この場合、販管費の中でも人件費や広告宣伝費が高くなっているパターンが多いです。販管費内訳を確認しておけばこのような事態を防げます。

そのため、理想とする費用構造があるなら、その企業と同じ割合を意識することで、自然と同じ構造に近づけることが可能です。

常に異常な数値をモニターできる

販管費内訳の中で特に肥大しやすいのが人件費や広告宣伝費。例えば、人件費のかかるサービス業の場合は、推移をコントロールする必要があります。売上高に対して人件費が上回れば、一見黒字のように見えても赤字という結末を迎えてしまいます。

販管費内訳を毎月モニターすることで、内訳の中で異常に膨れ上がっている数値を確認できます。常に、内訳を一定に保つことで安定した経営を実現可能です。

第三者目線で自社を分析できる

自社の状況を改めて確認するためには具体的な数字が必要です。販管費は、会社の経営に直結する要素のひとつ。見える化することで第三者目線で自社の分析ができます。

売上高に対する販管費の比率以外にも、販管費の内訳を確認してどの程度の費用がかかっている確認してください。自社の費用構造を明らかにすることで、詳しく分析することが可能です。少しでも費用構造に問題があれば、常に改善を意識した経営をしていきましょう。

まとめ:販管費内訳の推移グラフを導入して費用構造を把握

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販管費内訳に関して紹介しました。推移グラフを常に監視することで、安定した経営を実現できます。少しでも理想のビジネスモデルに近づけたいなら、販管費を見える化しながら管理しましょう。

もし、簡単に販管費を管理したいなら弊社が提供している「ALL-IN」がおすすめ。販管費内訳が色で分けられているため、一目でどの程度費用がかかっているのか費用別に分かります。

また、「ALL-IN」では販管費以外にも多くの指標を見ることができます。売上高の推移と同時に見比べながら理想の費用構造を実現しましょう。

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