組織化, 経営コラム

どんな環境でも成果を出し続ける人の7つの習慣

 “何ごとも心構えこそすべてである。
心の姿勢が、その人のすべての習慣を形づくっている。”

─ ナポレオン・ヒル

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仕事柄たくさんの成功者の方々にお会いする機会をいただきます。

「誰もが名前を知っている会社の創業者」
「先代から受け継いだ会社を急成長させた二代目」
「前職で圧倒的な成果を上げ、起業に挑む方」などなど

そういった方々は、ひとことで言えば
「成果を出し続ける」ことができる人。

そして、たくさんの「成果を出し続ける人」を見ていると、
そこにはいくつかの共通点があることに気づきます。

もちろん「もともと能力が高い」という方も多いですが、
それだけではありません。

僕は、最も大きな違いは
「仕事に望む姿勢」と「習慣」に表れるように思います。

今日は「成果を出し続ける人」が持っている習慣と、仕事への姿勢を
7つご紹介したいと思います。

成果を出せる人は… → 最初に「効果」を求める
成果が出ない人は… → 最初に「効率」を求める

成果を出す人は、最初に「効果」を求めます。
「効率」は後回しで考えるのです。

どんなに「効率」の良い方法があっても、
それで「効果」がでなければ意味がありません。

最初から楽をしようとするのではなく、
苦労してでも初めは「効果」がある方法を模索する。

そして「効果」が出る方法がわかってきたら、
その「効率」を上げる方法を考える。

だから、効率がよくて効果が上がる方法を
見つけることができるのです。

成果を出せる人は… → 結果が見えるまで深掘りする
成果が出ない人は… → 次々と掘る場所を変える

成果を出す人は「大きな成果が出るまでには時間がかかる」
ということを理解しています。

正しいことを積み重ねていたとしても、
大きな結果を得ようと思ったら、それなりの時間がかかるものです。

だから「成果を出せる人」は、
ひとつのことを「深掘り」しようとします。

そして常に

「どこまでやったら“結果”が出たと言えるか?」
「どこまでやったら“辞めること”を判断できるか?」

と考えているのです。

どんな施策でも重要なのが「何をするか」と、
「どうやって結果を測るか」です。

「引きどき」を考えながらも、成功を信じて小さな改善を積み上げる。
2つのバランスを取ることが重要なのです。

成果を出せる人は… → 自分が変わろうとする
成果が出ない人は… → 他人や環境を変えようとする

成果を出す人は常に「自分でコントロールできること」に集中します。

景気や市場の状態や、チームメンバー、自分の置かれた厳しい環境など、
自分の力では変えられないものを変えようとしても、成果は得られません。

チームメンバーを変えようと思ったら、まずは自分の行動を変える。
市場が飽和しているのなら、違った市場に切り込む。

そうやって、どんな環境に置かれても、まずはその環境や状況を受け入れて、
「自分にできることは何か?」と考える。

だから、環境に対応し続け、行動をおこし続け、
自分の実力を高め続けて成果にたどり着くことができるのです。

周りの何かのせいにしたり、言い訳をしていては、
成長も成果も、自分から離れていってしまいます。

成果を出せる人は… → 自分の武器で戦おうとする
成果が出ない人は… → 周りと同じ武器を揃えようとする

成果を出す人は「自分の強みをここで活かすには?」を常に考えています。

それに対して、成果が出ない人は、自分が置かれた環境で、
「周りの人が持っている武器や強み」を身につけようとします。

なぜ「周りと同じ武器」を求めてはいけないのかというと、
それを身につけたところで「自分の武器」にならないから。

例えばその道20年の「統計のプロ」が社内に居るのならば、
自分が統計の知識を身につけたところで、その人には到底かないません。

周りの誰かが持っている能力や強みならば、自分1人でやろうとせずに
最初から、その人を巻き込めば良いのです。

足りない能力は、周りの人の力を使い、
自分にしかできないことに集中する。

そうやって自分の「強み」に集中することで、
自分にしか出せない成果が生まれるのです。

成果を出せる人は… → 「平均値」を上げようとする
成果が出ない人は… → 「最高値」を上げようとする

成果を出す人は「アウトプットの“最低値”が自分の実力だ」と考えています。

それに対して、成果が出ない人は、
「アウトプットの“最高値”が自分の実力だ」と考えているのです。

例えば「会社の売上」で考えると、わかりやすいかもしれません。

成果を出し続けら得れる人は、
毎月の「ストック売上」を引き上げる方法を考えます。

成果を出し続けられない人は、
今月、今までで最高の売上を出す方法を考えます。

いくら単月で200の売上をつくることができても、
その後が60・50・40・50…と続くのでは、実力があるとは言えません。

それならば、毎月101の売上をつくり続ける方が、
全体としては大きな成果を上げることができるのです。

だから、成果を上げ続ける人は、
「最低値」と「平均値」に気を配ります。

「平均値」が上がったときに初めて、
実力が上がったと考えるのです。

成果を出せる人は… → センターピンを見極めて集中する
成果が出ない人は… → 目の前の仕事を全てこなす

成果を出す人は「センターピンは何か」と常に考えています。

それに対して、成果が出ない人は、
「目の前の仕事を端から」こなしていきます。

自分が「できる仕事」や「やらなければならないこと」は
たくさんあると思います。

その中で「成果に最も直結するものは何か?」を考えて、
他を少し犠牲にしても、そこに集中する。

絶対に外せない仕事があれば、「誰かに任せられないか」と考える。

そうやって「選択と集中」をするからこそ、
成果に向かって最短ルートを進むことができるのです。

成果を出せる人は… → 「何のためにするのか?(why)」から考える
成果が出ない人は… → 「何をするのか?(what)」から考える

成果を出す人は常に「何のために?」に立ち返ります。

それに対して、成果が出ない人は、
「何をするのか?」から考えるのです。

成果を出す人は「目的」と「目標」の違いを深く理解しています。

目標とは「いつまでに、何を、どのくらいするのか?」という方法論。

目的とは「何のために、それをするのか?」「なぜするのか?」という
「行動の理由」を明確にしたものです。

自分自身も、チームのメンバーも「目標」だけでは
心からコミットして動くことができません。

目標と目的は「セット」で存在して、
初めて効果を発揮するのです。

さらに、why?に立ち返ることは
「何をするのか(what)」を考える際にも有効です。

「何をするのか」から考え始めると、それまでの実績や、
業界の常識に捕らわれやすくなってしまいます。

目的達成のための近道や、思いもよらなかった解決策は、
「何のために?」に立ち返ってゼロベースで考えることで
見えてくることが多いのです。

多くの成功者が語っている言葉のひとつが、
「能力よりも姿勢が重要」というものです。

Fake it, until you make it.
(成功するまで、成功者になったつもりで行動しなさい)

という有名な名言がある通り、仕事に取り組む姿勢が先にあり、
能力は結果としてついてくるものなのだと思います。

知識やノウハウを吸収することも、もちろん大事ですが、
姿勢や習慣づくりもまた、大きな力を持っているものなのです。

 

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目次

  1. はじめに
  2. 数千社の経営を見てきた専門家が考える「経営が上手くいかない最大の原因」
  3. 優秀な経営者は気づくけど、なかなか実行できない10のこと
  4. あなたの会社の生産性が上がらない2つの理由
  5. システムを導入すべき理由と7つのチェックポイント
  6. おわりに

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